健全で無ければオムレツ屋ではないか?

仕事帰りに時々行くオムレツ屋さんでオムライスを食べる。私はこの店の余りにも完璧に成形されたオムレツを見てオムレツ道へと踏み込んだのであった。
自分がそのオムレツ道に踏み込んでその道の険しさを知れば知るほど、プロの作るオムレツやオムライスを見る度に、余りにも完成された「形」に感激して心が震える。オムレツ道の遥か頂上は眩しいばかりである。
このお店は酒が出ないせいか、オムレツ屋さんという位置づけのせいか、何時も来る度に私はこのお店で浮いているのじゃないかとソワソワするくらいにお客さんの年齢層が結構低い。
ぱっと見て仕事帰りのOLやサラリーマンと判る人は皆無で、高校生メインのぽつぽつ大学生と言ったところ。しかもこの日は金曜日である。確かに金曜日の夜に酒なしでオムレツを食べると言うのは健全すぎるほど健全である。更には何故か深夜のファミレスなんかと違ってドキュな方々は一人もいらっしゃらずとても良い客層だなぁと感心する。
このオムレツ屋さんと、金曜日の夜にこのお店に来るような若人達に幸多かれ。と思いながら激寒の中を自転車を走らせて帰った金曜日の夜であった。

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