映画 2 1月 2008 フランソワ・トリュフォー「華氏451」 (1966/英=仏) ASIN:B0000QWX86 フランソワ・トリュフォーの「華氏451」を観た。 社会の政策として本が法律で禁じられている未来の話で、過去には火事を消す役目を負っていた「fireman」はこの時代、密告やら垂れ込みやらで本の所有者を特定しては消防車で駆けつけ、マルサのように本を探し出しては火炎放射器で燃やしてしまうという役目である。 中でも勤勉で容赦無く本を狩っていた出世街道まっしぐらの「fire[…] 続きを読む
映画 2 1月 2008 テリー・ギリアム 「12モンキーズ 」(1995/米) ASIN:B00005V2R0 テリー・ギリアム 「12モンキーズ 」(1995/米)を観た。 蔓延した致死性ウィルスで人口の99%が死に絶えた後の世界から、ウィルス散布に関わった12モンキーズという組織を調べ、ウィルスの抗体を作るための純粋ウィルスを持ち帰って生き残った人を救うためにブルースウィリスが過去の世界に送られる。 同監督の「未来世紀ブラジル」に通じる暗さが良い感じ。全然恰好良くないブラ[…] 続きを読む
映画 31 12月 2007 黒沢清「CURE」(1997/日) ASIN:B00005HSIR 2007年最後に観た映画は黒沢清の「CURE」となった。 首から胸にかけてをX字に切り裂かれて殺される殺人事件が続発し、それぞれの犯人がそれぞれの現場ですぐに逮捕される。 犯人たちはお互い何の関係も繋がり無くなぜそういう殺し方をしたのかもわからない。 やがてそれらの事件に関わりがあると思われる男が拘束され、その事件を担当した刑事と精神科医がその男を尋問するうちに事件[…] 続きを読む
映画 31 12月 2007 リュック・ベッソン 「フィフス・エレメント」 ASIN:B000HKDF00 以前から観たかった、リュック・ベッソンの「フィフス・エレメント」をやっとこさ観た。 未来に地球に迫り来る巨大知的物体から地球を救うために遣わされたミラ・ジョヴォヴィッチと彼女を守り導くブルース・ウィリスが必要となる4つのエレメントを探すために旅立つというスペースオペラである。 リュック・ベッソンはずっとこの映画を作りたかったけど作れず、予算の足しにするためにやっつけ[…] 続きを読む
映画 30 12月 2007 「AVP2 エイリアンズ VS. プレデター」 レイトショーで「AVP2 エイリアンズ VS. プレデター」を観て来た。 前作で宇宙船に回収されたプレデターの腹から出たエイリアンが増殖することで宇宙船がアメリカの片田舎に墜落し、そこからエイリアンが外に飛び出してゆく。その事態の収拾にプレデターが一人、偉そうにおっとり刀で繰り出してくるというもの。 予告編にあるような高校生の恋の鞘当やハンティングに勤しむ親子やイラク帰りの母を持つ親子や人情保安[…] 続きを読む
映画 30 12月 2007 塚本晋也 「鉄男~TETSUO THE IRON MAN~」 (1989/日) ASIN:B00005G05Z 金属の棘の様なニキビが頬に出来る事を発端に、全身が徐々に「鉄」に侵食されてゆく平凡なサラリーマンの物語である。 金属部品、ボルト、パイプ、そして股間のドリルと痛みを伴いながら「鉄」が体中を覆ってゆく様が圧巻である。 塚本晋也が低予算で作ったこの映画はローマ国際ファンタスティック映画祭のグランプリを受賞し、彼の名を世界に知らしめる事になった。 この映画が世界中にカルト[…] 続きを読む
映画 29 12月 2007 カリガリ博士 (1919/独) ASIN:B0000844E6 1919年製作と古いドイツのサイレント映画であるカリガリ博士を観た。 原題は Das Kabinett des Doktor Caligari という事でカリガリ博士のキャビネットに入っている「未来を予知する夢遊病の男」を巡る話である。 見せ物小屋、香具師、夢遊病者、予言、連続殺人、拘束衣、精神病院、催眠術などといった怪しげな要素満開な上に、ゆがんだ壁、斜めの床、極[…] 続きを読む
映画 29 12月 2007 デイヴィッド・リンチ 「マルホランド・ドライブ」 (2001/米=仏) ASIN:B000063UPM デイヴィッド・リンチ 「マルホランド・ドライブ」を観た。この監督の映画を観るのは三本目であるけどやっぱり良い感じ。とても気に入った。 これほど説明しにくい映画は無い上にストーリーを説明する事自体がほとんど意味が無いような気がするけど、ハリウッドの映画業界を巡るラテン系フェロモン女子とブロンド系可愛い女の子の話であるとしか言いようが無い。しかも普通に見ただけではストー[…] 続きを読む
映画 26 12月 2007 ジャン・リュック・ゴダール 「勝手にしやがれ」(1959/仏) ASIN:B00006F1UY ジャン・リュック・ゴダールの「勝手にしやがれ」を観た。前の「気狂いピエロ」に引き続きゴダール二本目であるけど、こちらはこの監督の長編第1作となるらしく、例のごとく「ヌーヴェル・ヴァーグ」の代表作らしい。 車を盗んで追って来た警官を射殺し、警察に追われつつ金策しつつ好きな女を口説いてイタリアに行こうとする男とその男になびきそうになったりそうで無かったりする女の物語。 […] 続きを読む
映画 26 12月 2007 ザ・シューター 極大射程 (2007/米=カナダ) ASIN:B000UWZMTC スナイパーものと言う事で結構最近の映画「ザ・シューター 極大射程」を観た。 原作は「このミステリーがすごい!」の2000年海外部門で第1位になったスティーブン・ハンターの「極大射程」なる小説らしい。 海兵隊屈指の狙撃手が何やかんやと陰謀に巻き込まれて何やかんやと罪を着せられ、彼は汚名を晴らすべく立ち上がってなんやかんや…という話。 大抵の狙撃系のゲームがそうなるよう[…] 続きを読む