デイヴィッド・リンチ 「マルホランド・ドライブ」 (2001/米=仏)

amazon ASIN-B000063UPMデイヴィッド・リンチ 「マルホランド・ドライブ」を観た。この監督の映画を観るのは三本目であるけどやっぱり良い感じ。とても気に入った。
これほど説明しにくい映画は無い上にストーリーを説明する事自体がほとんど意味が無いような気がするけど、ハリウッドの映画業界を巡るラテン系フェロモン女子とブロンド系可愛い女の子の話であるとしか言いようが無い。しかも普通に見ただけではストーリーの流れすら追えない、悪夢と表現するのが一番的確なような気がする。
「イレイザーヘッド」で特に顕著やったおぞましさの中にある美しさというのがこの映画でもとてもよく現れていたように思う。
可愛い系の女の子を演じていたナオミ・ワッツがこの映画を機にブレイクしたらしいけど、確かにぶっ飛んでキレた演技は凄かった。
まともに見えて全くまともで無い人ばかり出てくるこの悪夢のような映画はかなり気に入った。
こういうのを「デイヴィッド・リンチ的」と言うのやろうけど、この系統が好きな人にはとてもお勧めである。

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