テリー・ギリアム 「12モンキーズ 」(1995/米)

amazon ASIN-B00005V2R0テリー・ギリアム 「12モンキーズ 」(1995/米)を観た。
蔓延した致死性ウィルスで人口の99%が死に絶えた後の世界から、ウィルス散布に関わった12モンキーズという組織を調べ、ウィルスの抗体を作るための純粋ウィルスを持ち帰って生き残った人を救うためにブルースウィリスが過去の世界に送られる。
同監督の「未来世紀ブラジル」に通じる暗さが良い感じ。全然恰好良くないブラッド・ピットのぶっ飛んだ狂った演技とブルース・ウィリスの過剰な暴力性が良い感じ。ストーリー的にもウィルス散布を阻止するのではなく、ウィルスの原体を持ち帰るのが任務であると言うところがミソである。
ブルース・ウィリスといえば「世界を救う」男であるけど、そう思わせておいて…と、その配役の妙が中々であった。
私は結構気に入った。暗いSFが好きな人は楽しめるのではないだろうか。

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