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生誕250年記念展「北斎の富士 冨嶽三十六景と冨嶽百景」/ホップ、ステップ、北斎 ミュージアム

生誕250年記念展「北斎の富士 冨嶽三十六景と冨嶽百景」/ホップ、ステップ、北斎

もうとっくに終わった展覧会の話だが、新年早々に、生誕250年記念展「北斎の富士 冨嶽三十六景と冨嶽百景」に行ってきた。 葛飾北斎の「冨嶽三十六景」と「冨嶽百景」の全て、さらに同時代くらいの人たちの「富士山」をモチーフにした版画の展覧会である。 その数36景+100景+αの170点近く、それらが整然と会場を埋め尽くすようにどわーっと並んでいた。 「冨嶽三十六景」と「冨嶽百景」のどれもがクオリティーが[…]
「ガレとドーム-四季の花」/世紀末的ガラス細工 ミュージアム

「ガレとドーム-四季の花」/世紀末的ガラス細工

またしても展覧会の話であるが、先日、京都伊勢丹でやっていた「北澤美術館所蔵 ガラス・コレクション ガレとドーム-四季の花」展に行ってきた。 19世紀末から20世紀はじめにかけてのフランスのいわゆる「アール・ヌーヴォー」の時代に活躍したガレとドーム兄弟のガラス工芸品の展示会である。 「アールヌーボーのガラス工芸品」と聞けば大抵の人がやたらと華奢で繊細なものを思い浮かべるのではないだろうか? しかし、[…]
「肥後松井家の名品」その2「武家と能」/うさみみ兜にキャー義満さんのエッチー ミュージアム

「肥後松井家の名品」その2「武家と能」/うさみみ兜にキャー義満さんのエッチー

先日「肥後松井家の名品「武家と茶」「武家と能」 」の二つの展覧会に行って来たことを書いた。 ブログでは「武家と茶」のほうの感想だけ書いていたので、残りの相国寺の承天閣美術館で開催さている「武家と能」の方の感想を。 「武家と能」では松井家に伝わる能装束や武具やら様々な道具類が展示されている。 「武家と茶」が茶道具と資料のみというひたすら渋い展示で、展示物に関しては正直「お、おぅ...」という感想しか[…]
「肥後松井家の名品」その1「武家と茶」/良い景色w ミュージアム

「肥後松井家の名品」その1「武家と茶」/良い景色w

そういえば先日「肥後松井家の名品「武家と茶」「武家と能」 」の二つの展覧会に行ってきた。 この展覧会は細川家の筆頭家老であった武家の松井家に伝わる茶道具や能装束、武具や書が二つの展覧会場、裏千家の茶道資料館と相国寺の承天閣美術館に分かれて展示されているものである。 両方とも歩いてゆける距離なので一日で回ったのだが、まず「武家と茶」の方の感想を。 茶道資料館の「武家と茶」は松井家に関係する茶道具やそ[…]
ムンクと岡本太郎の眼力 ミュージアム

ムンクと岡本太郎の眼力

前のエントリーで「岐阜県美術館所蔵 ルドンとその周辺-夢見る世紀末展」に行った事を書いたが、展覧会のタイトルが「ルドンとその周辺-夢見る世紀末展」なので、とうぜんルドンだけではなく「その周辺」の絵もあった。 本当はその「その周辺」について、中でも私の大好きなムンクについても書きたかったのだが、むやみに長くなりそうだったので、前のエントリーではルドンについてしか書かなかった。 で、今回はその「ルドン[…]
ルドンとその周辺-夢見る世紀末展/印象派の影/モノクロとカラー ミュージアム

ルドンとその周辺-夢見る世紀末展/印象派の影/モノクロとカラー

最近は毎週のように何かの展覧会風なイベントに足を運んでいるが、先週末は京都伊勢丹の美術館「えき」KYOTOで開催されている 「岐阜県美術館所蔵 ルドンとその周辺-夢見る世紀末展」 に行ってきた。 この展覧会は19世紀末に活動したルドンを中心に、彼と同じような傾向を持った同時代の画家たちの作品を集めた展覧会である。 オディロン・ルドンは19世紀末から20世紀初めを生きたフランスの画家で、自らの幻想の[…]
武政健夫ガラス彫刻展~限りなき透明の世界~/ガラスのハートと急須の口のナイロンカバー ミュージアム

武政健夫ガラス彫刻展~限りなき透明の世界~/ガラスのハートと急須の口のナイロンカバー

京都の大丸ミュージアムでやっていた「武政健夫ガラス彫刻展~限りなき透明の世界~」に行ってきた。 展覧会チックなところに行く時は全く知らないものであれば少しばかり予習してゆくことが多いのだが、今回は全く予備知識なしで行った。 なんでも武政健夫という人は、オーストリア国立のガラス細工専門学校で学び、 そこを驚異的な最優秀の成績で卒業すると直ぐにスチューベングラス社に主任彫刻士として迎えられ、8年勤務し[…]
荻須高徳展/油絵鑑賞が捗る京都伊勢丹方式展覧会 ミュージアム

荻須高徳展/油絵鑑賞が捗る京都伊勢丹方式展覧会

京都駅の伊勢丹の7F「美術館えき」でやっている「生誕110年記念 荻須高徳展 ~憧れのパリ、煌めきのべネチア~」に行ってきた。 荻須高徳は人生の殆どをずっとパリで過ごし「日本生まれのパリ人」と評された佐伯祐三と同年代の洋画家で、文化勲章も受けている。 「荻須高徳」といってもそれほどメジャーな人ではないのでそんなにピンとこないかも知れないけど、この絵とこのサインは見たことのある人は多いのではないだろ[…]
魔法のはさみ-今森光彦の切り紙美術館/足算ではなく引き算での表現/枝豆男爵との邂逅 ミュージアム

魔法のはさみ-今森光彦の切り紙美術館/足算ではなく引き算での表現/枝豆男爵との邂逅

以前ブログを良く書いていた時は、行った展覧会とか美術展とかの感想のようなものを行く度に書いていた。 ここしばらくはブログ自体を書くことが少なくなったけど、展覧会自体は結構よく行っている。 最近、なんとなくブログをちゃんと書いていこうとちょっとだけ決心したので、この日曜日に行った、京都伊勢丹『美術館「えき」KYOTO』の「魔法のはさみ-今森光彦の切り紙美術館-」の感想をば。 今森光彦といえば、昆虫写[…]
金子みすゞ展/深遠を越えた先に見えるもの/芸術を鑑賞するとは @災害

金子みすゞ展/深遠を越えた先に見えるもの/芸術を鑑賞するとは

最初はセシウム137が出たってだけで「びぇぇぇーー」って滅茶苦茶ビビッたのに、 今やプルトニウムが検出されたって聞いても「フーンやっぱり」としか思わない自分に驚く今日この頃。 「漏れてない?」っていうと、 「漏れてない」っていう。 「溶融してない?」っていうと、 「溶融してない」っていう。 「プルトニウム238?」っていうと、 「プルトニウム238」っていう。 そうして、あとで、こわくなって、 「[…]
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