日記/雑記/妄談 16 8月 2008 『火の鳥』 / ダコタ・ファニング VS テンテンちゃん ISBN-10:4041851017 前から手塚治虫の『火の鳥』が家にあったのだが、何故か13巻あるうちの3巻が抜けていたので、前日にその三冊を買ってきて、殆ど徹夜で通読した。 なんつーかスケールが大きすぎて、登場人物の個人性があまりにもさらっと流され過ぎに思った。良いように言うと交響曲全集のような漫画であった。 やっぱり鳳凰編の我王と茜丸の話は昔ファミコンのゲームにもなったくらいで一番面白かった[…] 続きを読む
映画 15 8月 2008 映画:「ハサミを持って突っ走る」 / 食傷気味な感じの物語 / ちょっと残念 原作がアメリカで中々のベストセラーになったらしい「ハサミを持って突っ走る」を観た。 ASIN:B000VV1D18 自分は偉大な詩人だと確信する誇大妄想の母親にアルコール依存症の父が離婚して、やがて母からネグレクトされる子供が主人公である。 一人暮らしをする母は捨てた息子を信頼する精神科医に預け、主人公はそこで家族のように暮らすのだが、精神科医の家族も例外なく病んでいる。 ドッグフードを食べながら[…] 続きを読む
映画 3 8月 2008 映画:サウンド・オブ・ミュージック / 「ド」はどうしてもっと早く観なかったんやろうの「ド」? ASIN:B0014B8A7O 今更ながらに初めて「サウンド・オブ・ミュージック」を観た。 1938年のナチスによる併合前夜のオーストリアのザルツブルグを舞台に、お転婆で天真爛漫がゆえに修道院で浮いた存在であった主人公マリアが、7人の子供たちの住み込みの家庭教師としてトラップ家を訪れ、歌でもって子供たちとご主人トラップの心を開いてゆくというもの。 昔、中学の友人の家に「サウンド・オブ・ミュージック[…] 続きを読む
趣味 30 7月 2008 ルービックキューブを買おう この日も送別会風飲み会に参戦した。またもや前とは違う、私の中では原節子のレディーにルービックキューブ6面完成で「きも~い」の言葉を頂く。 「ふはは!オレにとっては褒め言葉よ!!」といったところである。 ルービックキューブもどきを100円ショップで買っては配ってるけど、100円ショップのルービックキューブが面白く思えたら、ぜひ本物を買おう。 やっぱり本物のルービックキューブの回し心地は全然違う、色々[…] 続きを読む
趣味 29 7月 2008 ルービックキューブで無限と無と神と人を思う またしてもルービックキューブの話である。 3x3のルービックキューブの配列の組み合わせが4,325京2,003兆2,744億8,985万6千通りなる天文学的な数字なのは、かなりびっくりする事実やけど、前日に上司より頂いた4x4のルービックリベンジの配列の組み合わせは740載119正6841潤5649溝186穣9874秭939垓7449京8574兆3360億となってもうエラいことになっているらしい。[…] 続きを読む
映画 19 7月 2008 映画:こねこ/猫がいっぱい!愛がいっぱい!オッサンのダメダメ加減もいっぱいいっぱい! ASIN:B00006JLHW 洋画では類を見ない「文部省選定映画」に選定され、ネコ映画の最高峰として名高いイワン・ポポフ監督「こねこ ~旅するチグラーシャ~」 (1996/露)を観た。 以前からずっと観たかったのだがやっと見る事が出来た。私が観たものは旧版のDVD でイメージソング「チグラーシャ」なる良くわからんシングルCDがついていた。 なんとなく「ロシア民謡コロブチカ」か「パルナスのCM」の[…] 続きを読む
映画 18 7月 2008 映画:黒澤明「影武者」/汎用ヒト型決戦兵器 「武田信玄」/任務とアイデンティティクライシス ASIN:B000UH4TUA 黒澤明が1980年度のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを取った作品である「影武者」 (1980/日)を観た。 武田信玄の弟で彼の影武者である武田信廉は、逆さ磔にかけられようとしていた信玄にそっくりの罪人を、彼の影武者として役に立つかも知れないと思い貰い受ける。 そして信玄が城攻めの際に一発の銃弾で怪我を負ったのを契機として、武田家の重臣たちは影武者を立てる必要に駆ら[…] 続きを読む
画像 17 7月 2008 山鉾手拭2008 昨日の宵山であるが、今年の祇園祭の趣向は「マイナー山巡り」ともう一つ、手ぬぐいフェチたる土偶は個人的に鉾町オリジナル手拭の購入を目指していた。 とはいっても各山鉾の手拭をコンプリートする暇も体力も資金もないので、見た中で気に入ったものを買うという感じやけど。 と言う事で買った三枚である。 蟷螂山: ギクシャク動くカマキリおみくじに長蛇の列であった。 写真の手拭はメジャー山のせいか一色刷りで700円[…] 続きを読む
映画 14 7月 2008 映画:ピンクフラミンゴ/ポジティブ下品ピュア/マイノリティ? ASIN:B0014R2646 ジョン・ウォーターズが監督したピンク・フラミンゴ (1972/米)を観た。この監督は"filthy"なる「汚い、不潔、下品な、卑猥な、卑劣な」などの意味を持つ単語で表されるような悪趣味で下品な作風のカルト映画で有名で、特にこの作品は「史上最低の悪趣味映画」として彼の名声を高めることになったらしい。 お尋ね者となった巨漢で強烈な化粧と髪型の主人公(パッケージの人)は、[…] 続きを読む
映画 6 7月 2008 映画:ブリキの太鼓/大人の醜さ/子供のままである事の醜さ ASIN:B0010B8AYQ ブリキの太鼓(1979/独=仏=ポーランド=ユーゴスラビア)を観た。ドイツの小説家ギュンター・グラスのノーベル文学賞対象作品である同名の小説の映画化であるらしい。映画化といっても小説では第一章の部分だけになるらしいのやけど。 ナチスが台頭する直前のダンツィヒ自由市で暮らす少数民族のカシュバイ人の母とドイツ人の父を持つ子供が、自宅で催されたパーティで大人の醜さを垣間見[…] 続きを読む