ミヒャエル・ハネケ 「カフカの「城」」 (1997/オーストリア=独) 映画

ミヒャエル・ハネケ 「カフカの「城」」 (1997/オーストリア=独)

ASIN:B000LE136U この映画はフランツ・カフカの未完の長編である『城』をミヒャエル・ハネケが忠実に映像化したものであるらしい。 フランツ・カフカは私にとって大好きな小説家の一人であるけど、『城』を読んだのは十年以上前の話なので内容の細部を覚えているどころか殆ど何もかも忘れているのでこの映画が原作に忠実であったのかどうかは良く分からない。 私が覚えているカフカの『城』は村の何処からでも見[…]
毎日がevery other day 日記/雑記/妄談

毎日がevery other day

一日おきに働いて休んで働いてを繰り返すのは中々変な気分だ。朝目が覚めて今日は仕事?休み?と迷うのはちょっと不思議な感覚である。 アラームが鳴って目が覚めても「ふふふふ」と余裕で止めて幸せに浸りながら再び寝入るような確信的平日休みではなく、休みだったか出勤だったか一瞬迷ってしまうところがいただけない。 それよりも休みじゃなかった事に気付いた時のガッカリ感は世界の終わりのようなどんより感でもある。 週[…]
ジャンプ依存症 日記/雑記/妄談

ジャンプ依存症

観ると影響されてジャンプしたくなってしまうらしい「ジャンパー」を観た。観るものに息つく暇を与えず、画面に釘付けにしてしまうほどの面白さの「ジャンプ依存症」の青年の話であった。大義のためでなくひたすら自分の煩悩の為だけに特殊能力を使うというスケールの小ささにとても好感が持てた。 私は非力ながらも頑張るパラディン側をずっと応援していたのだが、予想通りジャンパーを狩る事は出来ずにとても残念であった。 観[…]
自転車馬鹿の毎日 趣味

自転車馬鹿の毎日

仕事から帰り、長過ぎるMTBのハンドルを切り詰め、雪用に装備していたブロックタイヤを街乗り用のスリックタイヤに付け替えた。以前から銛を作るためにグラインダーを回したりするのは日常茶飯事であったけど、夜中に隣家から聞こえる「ゴリゴリ」というノコギリの音をお隣さんは何だと思ったであろう。 流石に「死体を切断している音」とは思わないだろうが、「何か怪しげなものを作っている」位には思われていそうだ。 この[…]
梅に鶯 日記/雑記/妄談

梅に鶯

月ヶ瀬に梅を見に行った。 初めて行ったのやけど、そこら中が梅の木だらけであった。 梅だらけであっても全体的に7分咲き以下だからというわけでも無いやろうけど、桜に比べるとだいぶ地味な印象であった。 でも、地味がならもなんとも渋い控えめな美しさは、桜にはない梅ならではの日本的なものだろうか。 とは言っても桜が日本的ではないと言うつもりでも無いのやけど。 鶯の声を聞きながら梅を見ていると何とも風流な気分[…]
無限は始まらない 日記/雑記/妄談

無限は始まらない

一日中かかると予想された仕事が午前中に終わり結構余裕が出来た。それでもやる事はいくらでもある。前倒し前倒しで片付けて行っても一向に仕事が減ったように見えない。無限から任意の数を引いても無限のままだと言うのと同じ。いや余りにも大げさすぎるな。うん大げさにも程がある。 仕事が無限であるのではなく、それなりの有限数が無限数に見えるのは私のキャパシティーの問題だ。 それでも「いち、に、さん、し、ご、いっぱ[…]
ダニー・ボイル 「28日後...」 (2002/オランダ=英=米) 映画

ダニー・ボイル 「28日後...」 (2002/オランダ=英=米)

ASIN: B0000AIRN4 人間の血液を介して感染する、感情や知性が消えて凶暴性だけになるようなウィルスが蔓延してゴーストタウンと化したイギリスを舞台に、生き残った数少ない人が襲い来る感染者たちと戦いながらサバイバルする話である。 一応ゾンビ系ホラーな括りになっているけど、襲ってくるのは「ゾンビ」ではなく「感染者」なのがミソ。 ゆっくりじっくりと恐怖が這い上がってくるようなホラーではなく、ど[…]
ジャック・ルーシェ 「ゴルトベルク変奏曲」 音楽

ジャック・ルーシェ 「ゴルトベルク変奏曲」

ASIN:B00005FEJ6 ゴールドベルグ変奏曲が好きなんかグレン・グールドが好きなんか分からん状態やけど、ゴールドベルグ変奏曲を見るとついつい反応してしまう。 ということで「プレイ・バッハ 」が有名なバッハ弾きのジャズピアニストであるジャック・ルーシェのジャズとして演奏される「ゴールドベルグ変奏曲」を聞いた。 ジャズでクラッシックの曲と言えば私の中では「オイゲン・キケロ・トリオ」なのやけど、[…]
いいえ、ゴドーです 日記/雑記/妄談

いいえ、ゴドーです

週末の休みだけを待ちわびて毎日を生きるのは余りに味気なさ過ぎるし、気付くとそういう人になっているのも何とも哀しい。と昔はそう思っていた。 しかし今になって思えば、そこにはある種の真理があると思う。多かれ少なかれ皆ゴドーを待っているんだろうなと。 こうはなりたくない。と昔思っていたような者に自分が近づいて来ているのを感じるのは余り気分の良いものじゃない。 それでも避けようの無いものというのもまたある[…]
明治屋、老兵 日記/雑記/妄談

明治屋、老兵

無理やりっぽく仕事を切り上げてホワイトデー用の物資を買出しに明治屋に行く。ネタになりつつも意外と嬉しいやん。という物を選んだつもりだ。蜂蜜とかナンプラーとかオリーブ漬けとかパンに塗る黒豆ペーストとか。 私もこの戦場(業界)で言えば既に老兵である。老兵は死なずに消え去るんやんな?などと思いつつも、自分よりも老いた人が同じ戦場(業界)で一兵卒として若い仕官に率いられて塹壕掘りや線路をひいたりしているの[…]
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