日記/雑記/妄談 4 2月 2009 風邪をひく 久しぶりに風邪を引いた。 前日の昼くらいから倦怠感と頭痛でかなりふらふらで、この日は仕事を休んだ。前日の夜から風邪を引くと良く見がちなサイケデリックな夢に延々うなされ続けてうんざりである。 ちょうどキノコ先生のマスクの記事を読んで間もなかったので、喉と鼻の湿気を保つためにマスクをして前日の夜から丸一日寝ていたけど、葛根湯飲んで寝てれば直るだろうと言った希望的観測とは裏腹に熱は一向に下がらない。 前[…] 続きを読む
映画 3 2月 2009 映画:「ハックル」 / ハンガリー農村的幻想 ASIN: B0009KQPBE 「ハックル」(2002/ハンガリー)なる映画を観た。ハンガリーの映画で、もともとは監督が映画学校の卒業制作として作ったものが評判を呼び、そこらじゅうの映画賞を受賞しながら有名になって行き、やがては日本でも単館系公開されたと言う感じであるらしい。 本国はもとよりアメリカでも批評家筋にとても評判が良い映画であるようである。 レンタル屋さんで借りて来たのやけど、日本のア[…] 続きを読む
映画 2 2月 2009 映画:コード・アンノウン / 収束することなく発散する群像劇 ASIN: B000LE136K 「セブンスコンチネント」がとても素晴らしかったミヒャエル・ハネケの監督作品「コード・アンノウン」(2000/仏=独=ルーマニア)をなんとなく観た。 邦題は英題そのままであるけど、フランス語の原題には「Code inconnu: Recit incomplet de divers voyages」とサブイトルがついていて、「いくつかの旅についての未完成の話」という感[…] 続きを読む
映画 1 2月 2009 映画:「バットマン・リターンズ」 / 虐げられるものとしての異形の怒り ASIN: B00005HC7I 2008年公開の「ダークナイト」の予習のために観た「バットマン」(1989/米)と「バットマン・リターンズ」(1992/米)のうち「バットマン」の感想は先日書いたので、残りの「バットマン・リターンズ (1992/米)の感想を。 『異形への愛』がこめられたこのシリーズ二作目でバットマンと戦うことになる「異形」は「ペンギン」と「キャットウーマン」である。 ネットではこ[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 31 1月 2009 「活字ドラッグ」と「児童書」と「依存症」と私? その場限りで後に引き摺らず、後遺症も残留物もないのが麻薬として良質なものだとされるけど、先日読んだジュール ヴェルヌの 『神秘の島』 を純粋な「活字ドラッグ」として見れば最高の部類に位置するだろう。 読んでいる最中のトリップ感と没頭感、そして読後感の爽やかさとなにものも心に残さないさっぱり感もすばらしい。 なるほど子供のうちにこういった良質な「活字ドラッグ」を体験させておけば、大きくなってもその味[…] 続きを読む
本 30 1月 2009 ジュール ヴェルヌ 『神秘の島』 / 漂流してるようには見えない遭難者 / ISBN-10: 4834007278 ISBN-10: 4834007286 先日ジュール ヴェルヌの『海底二万里』(1869年)を読んで「ネモ船長」の運命と、なぜ彼がああいった人になってしまったのかがとても気になった。 その秘密が明かされる続編にあたるという1874年発表の『神秘の島』を読んだ。 読んだ本は少年少女向けの「福音館古典童話シリーズ」なる単行本のうちの二冊で分厚いハードカバーの挿絵[…] 続きを読む
映画 29 1月 2009 映画:「バットマン」 /異形崇拝とアメリカンドリームのハイブリッド なかなか評判の良い2008年公開の「ダークナイト」を観るつもりなので、その予習がてらにティム・バートンの監督した初期二作の「バットマン」(1989/米)と「バットマン・リターンズ」(1992/米)を観た。 ということでまず「バットマン」の感想を書いてみる。 ASIN: B00005HC6I この映画化された「バットマン」はアメリカン・コミックスの原作や、そこからの直接派生であるアニメ版とはとはかな[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 28 1月 2009 本についた血 先日仕事帰りにジュール・ヴェルヌの『神秘の島』を市立図書館から借りてきた。 少年少女向けの位置付けの本なので児童書の棚を探したのだが、児童書の棚にあるその他の本のタイトルを読んでいるとなんと面白そうに見えることか。 で、夕食後に早速『神秘の島』を読み始めたのだが、子供ばかりが読んでいるのであろうせいか、やたらと本がボロボロなのはいいとして、なんかおやつの食べカスらしきものが本の間から出てくるのはち[…] 続きを読む
画像 27 1月 2009 かわいそうな自転車 近所のスーパーの駐輪場で発見。 サドルの位置にハンドル、ハンドルの位置にサドルが! どうやってる乗るのだ? 心なしか悲しそうに見えるのは気のせい?[…] 続きを読む
映画 26 1月 2009 映画:アンドレイ・タルコフスキー「サクリファイス」 / 非ハリウッドなヒーロー ASIN: B000062VMC アンドレイ・タルコフスキーの「サクリファイス」 (1986/スウェーデン=英=仏)を観た。 「惑星ソラリス」「ストーカー」についでタルコフスキーの映画を観るのは3本目であるけど、この映画は彼にとっては遺作となったらしい。 いずれ同監督の「ノスタルジア」も観るつもりだったので、どうせならこの遺作のほうは後から観ればよかった。 ストーリーは、自分の誕生日を祝うために集[…] 続きを読む