市川崑「犬神家の一族」(1976) / すけきよと湖から突き出た足は「和の心」

amazon ASIN-B00005HKPR市川崑の「犬神家の一族」を観た。
以前からテレビでやっているのをチラ見したことはあったけど、ちゃんと観たことは無かったので、レンタル屋さんで借りてきてちゃんと最初から最期まで観た。
私が見たのは名高い1976年版版であるが、同じく監督が市川崑、主演が石坂浩二で2006年にリメイクされているらしいがそれはまだ観ていない。
ストーリーは
正妻を持たなかった資産家が莫大な遺産を残してこの世を去り、彼の残した遺言で彼の恩人の孫娘と、その孫娘が彼の孫の三人の内から結婚相手として選んだものが遺産を相続する事になる。
そしてその遺産相続を巡って連続殺人事件が起こり、金田一耕助はその謎を追う。
という感じである。
横溝正史原作のこの物語は小説としては推理小説のジャンルに入るので、一応推理小説的な謎解きの部分も映画の中の大きな要素であるらしい。
とはいえ、観ていてもう誰が犯人であるかなんかどうでも良いいくらいに、山深い旧家をとりまくおどろおどろしい雰囲気が映画全体を覆っているのだが、やはりそのジワジワ来る雰囲気は、誰が犯人かわからず、誰でもが犯人に見えるがゆえであろう。
さすがに「日本映画の金字塔」と言われるだけあってとても面白かった。


しかし、映画をちゃんと観た事が無かった私でさえ知っていた、「すけきよ」と「湖に逆さまに突き刺さった死体」の強烈なイメージとクオリアはもはや「和の心」と言っても過言ではありませんな。
sukekiyo.jpginugami.jpg

4件のコメント

  • うはっ!コメント頂いたのに気づいていませんでした。
    大変失礼しましたm(_ _)m
    すけきよのモノマネは「すけきよです」(かすれ声で)って言うだけのものなのですが…
    文章で書いてもぜんぜん伝わりませんね…

  • モノマネできるんですかー⁈(笑)
    見てみたいーっヽ(;▽;)ノ特に「すけきよ」!(笑)

  • はい。もうとっても面白かったです。いい映画でした。(^^)v
    ちなみに私は「すけきよ」と「湖の二本足」のどっちのモノマネも出来ます。

  • すけきよ と 湖の二本足は「和の心」っていうのがすごくおろしろいー(笑)ほんとにその通りですね(>▽<) 日本の姿、日本のある一面を表した象徴的な映画ですね。怖いけど興味深くて私も好きな映画です!♪(v^_^)v

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP