ERIC : 中国好運/ノスタルジックにカオスに笑える

amazon ASIN-4903545385以前「ほぼ日刊イトイ新聞」のこの記事を読んでから読みたくて読みたくてしょうがなかった写真集『中国好運』をやっと読むことが出来た。
この写真集は香港生まれの著者が、初めて中国に渡って、北京オリンピックに沸く人々を撮ったものである。
ご覧の通り、基本的に載っている写真は笑えるものばかりなのだが、意外にも本の最後には、香港生まれの香港育ちの彼にとって、この写真を撮るのは自分のルーツを探る一環であったり自己認識の試みだのといったようなややこしいことが書いてある。
しかし、そんなことは全く関係なく、変にヴィヴィッドな色合いで映し出される、強烈な人々の写真に素直に笑うべきであろう。
なんかこう、今の日本にはいないような人々が一杯で、なんというかノスタルジックにカオスですな。
一応4枚だけ転載してみるが、転載元の記事には更に載っているのでぜひ見て欲しい。

goodlackchina1.jpggoodlackchina2.jpg
goodlackchina3.jpggoodlackchina4.jpg

(全て「ほぼ日刊イトイ新聞」より転載)
とは言っても定価が8165円と中々の値段なので、ちょっと気軽に買ってみるか。というわけにはいきませんな。

2件のコメント

  • どうも、色々とご無沙汰しております。m(__)m
    確かにエリックは良いキャラですねぇ。
    それに引用元の記事も良い記事だったと思います。
    私も世界を「切り取る」のではなく「受け止める」位の域になりたいものです。

  • エリック、いいキャラしてますね。
    石川さんの『森山(大道)さんもどこかで言っていましたが雨が降っていたとしたら、雨が降っている様子を、そのまま撮ればいい。それを、なにかこう、叙情的に撮ったり、ドラマチックに撮ったり、そういうことをするつもりは、全然ないんです。写真って、風景をフレームで四角く切るから、どうしても自分の美意識とかが前に出てきちゃうんですけど、なるべく、その意識の部分を排除して、ぼくは世界を「受けとめる」ように撮っていきたい。「切り取る」んじゃなくて、ね。』という部分も印象深いです。僕は逆な人です。

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