プチプチデスマーチプチ

勝手に一人で「プチプチデスマーチプチ」も金曜日ということで中休みにはいる。
一人でやるっつーことは、私がわからんくなったり「うーん」となった時点で暗礁に乗り上げることになる。
乗り上げなくても良い暗礁に乗り上げたり、見えている暗礁に吸い寄せられるように突っ込んでいったり、暗礁を上手く避けたと思っていたら実はバミューダトライアングルのまっただ中にいて「うぇーん出られへんよー」ということは良くある事である。
とはいっても一人なもので気楽と言えば気楽であるし、暗礁だと思って困っていたら実はそこが新大陸だったりすることもあるので面白いものだ。
とりあえずこの日で移植作業自体はほぼ終了。
終了したのが「移植」なので、これからはバージョンアップ作業と言うことになる。
別に無理にバージョンをあげる必要はないのだが、同じようなことをする機能が複数のスクリプトの中に複数個あったり、増設したインターフェイスや機能に最適化されたコードに書き直したいのである。
必要性から生まれたバージョンアップと言うよりは美学的な要請によるバージョンアップというと格好良すぎ。


とは言ったものの、コンピューターの世界で美学的な完成度が高まる方向性というものは、速度が早くなりサイズや使用メモリが小さくなるといった現実的な利点がある方向性を志向するものでもある。
美しいコードというものは、すべからく早くて小さくて少ししか食わないコードでもあるのだ。
機能を考えて、実装すべくコードをガリガリ書くのは至福の時間ではあるけど、そればかりしていると、 インターフェイスを作ったり、全体の流れとシステムをデザインしたり、デバッグしたり、語法や関数や変数の仕様を統一したり、というのがおろそかになる。
特にインターフェイス、システムの顔であり、利用者が目にする一番インパクトが強い部分でもあるにも関わらず一番おろそかにしてしまう作業である。
「インターフェイスなんか飾りですよ。それがエラい人にはわからんのです。」とは言ってられない。
何から何まで一人でするのは辛いというのがよくわかる。
少なくともデバッグとインターフェイスのデザインだけは誰かに任せたい。出来ればシステム仕様のマネージメントも任せたい。
でもまぁ一人でやるのは楽しいし勉強になる。勉強になるし楽しいし給料までもらえて幸せである。
モノを作って、作った人も使う人も買う人も幸せになる。
コンピューターで作られるシステムとは言っても、そこには古来から変わらないモノ作りの精神があるのだ。
某毒舌紳士と小一時間データベースについて語り、DBMSで使用されるn-gramや日本語インデックスについての教えを請うた。
彼の作るシステムはいつ見ても凄い。
原理は何となくわかるけど、実装が全く思いつかないシステムばかりである。
私の不得意分野は彼の得意分野であり、彼の不得意分野は私の得意分野である。
彼と私が組んで、彼と私が一緒にシステムを作ればどんな事でも出来るし、どんなものでも作れるのではないだろうか。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP