ミュージアム 28 8月 2014 「海洋堂フィギュアワールド」@京都伊勢丹美術館えき/琳派的なものとしてのフィギュア 「すでに終わってしまった展覧会の感想を書くシリーズ」、今回はあと三日、2014年8月31日に終わってしまう京都伊勢丹美術館えきで開催されている「海洋堂50周年記念 50th KAIYODO Anniversary 海洋堂フィギュアワールド」の感想を。(リンクは会期中のみなので魚拓を) この展覧会はフィギュアで有名な海洋堂の歴史から作品までを紹介するもので、町の模型店として出発した海洋堂が既成の模型[…] 続きを読む
ミュージアム 17 7月 2014 「 山寺 後藤美術館コレクション展-バルビゾンへの道-」@美術館えき/ガレとドームは置いてません 「すでに終わってしまった展覧会の感想を書くシリーズ」、今回はまだ終わってない展覧会、2014年7月27日まで京都伊勢丹の美術館「えき」で開催されている「 山寺 後藤美術館コレクション展-バルビゾンへの道-」の感想である。 この展覧会のパンフレットとかwebの説明には 山寺 後藤美術館は、山形県出身の実業家・後藤季次郎氏が長年にわたり収集されたヨーロッパ絵画のコレクションを核として、1994年山形市[…] 続きを読む
ミュージアム 25 6月 2014 わたせせいぞうの世界展@美術館「えき」@伊勢丹京都/アンチ教養漫画 「すでに終わった展覧会の感想を書くシリーズ」今回も美術館「えき」@伊勢丹京都でやっていた展覧会、「わたせせいぞうの世界展」に行ってきた。 「わたせせいぞう」といえば、バブル期に『ハートカクテル』的なトレンディ漫画の類を書いていた人ということを知っているくらいで、今まで読んだ事も無いし読もうと思ったこともなかった。 昔から私は流行り物に飛びつくタイプではないけど、かといって流行っているものをとにかく[…] 続きを読む
ミュージアム 15 5月 2014 不気味の谷を越えてれりごー/日本の創作人形作家たち展@京都伊勢丹「美術館えき」 以前から、もうこれはシリーズものじゃないかというほどに、すでに終わってしまった展覧会の感想をなぜか突然思いついて書くことが多いけど、今回は今年、2014の三月から一ヶ月京都の伊勢丹で開催されていた「日本の創作人形作家たち展」についての感想を唐突に書くぞ! この展覧会は『DOLL EXPO 2012』なるもので発表された作品を中心に約150名の人形作家の作品が展示されていたらしい。 パンフレットに載[…] 続きを読む
ミュージアム 7 5月 2014 「光の賛歌 印象派展」@京都文化博物館/暗黒でもいいじゃないか印象派だもの 先月の半ば過ぎ、4月の第三週末に京都文化博物館で開催されている「光の賛歌 印象派展」 に行ってきた。 土曜日と言うこともあってエライ人出だったが、これはいくらなんでも人が多すぎる。 流れに乗ってみると数時間コースになってしまうし、見たいように見ようとすると誰かの頭越しに見ることになる。 地味な日本画とかよくわからん現代アートとかの展覧会だと空いててとても快適だが、「みんな大好き印象派♪」の展覧会と[…] 続きを読む
ミュージアム 10 4月 2014 日本画にみる「さくら」展@美術館「えき」@伊勢丹京都 伊勢丹京都の美術館「えき」で開催されている、<日本画にみる「さくら」展>に行ってきた。 この展覧会はタイトルの通り、「さくら」を題材にした、横山大観、川合玉堂、菱田春草、上村松園、小野竹喬、堂本印象、福田平八郎、池田遙邨、伊東深水、東山魁夷、加山又造、上村淳之、中島千波などの有名どころをメインにした日本画を集めたもので、中々春らしいテーマどす。 全般的にこの「美術館えき」はどちらかと言[…] 続きを読む
ミュージアム 9 1月 2014 「御釡師400年の仕事 大西清右衛門 茶の湯釡の世界」@京都伊勢丹 美術館えき/見よ、一子相伝の技を! なんか最近はひたすら展覧会の事ばかり書いて当たり障り無く毒の無いことばっかり言ってるような気がするけど今年もその路線でまだまだ書くよー 今回も伊勢丹の「美術館えき」で開催されている「御釡師400年の仕事 大西清右衛門 茶の湯釡の世界」なる展覧会に行ってきた。 私自身はお茶をしないものの、裏千家、表千家、藪内家でお茶をやってる友人がいるのでお茶そのものには興味があるし、その友人に誘われたり誘われなか[…] 続きを読む
ミュージアム 6 1月 2014 京都国立近代美術館「皇室の名品 ―近代日本美術の粋」展 去年のクリスマス前に京都国立近代美術館の「皇室の名品 ―近代日本美術の粋」展に行って来た。 この展覧会は、代々の皇室に引き継がれてきた美術品群が国に寄贈されたことを受け、1993年に開館した宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する美術工芸品の中から、選りすぐった近代以降の作品約180点を六つの章に分け、体系的に紹介するもので、色々な博物館や美術館を巡業せずにこの国立近代美術館だけで開催されるということらしい。[…] 続きを読む
ミュージアム 11 12月 2013 クヴィエタ・パツォウスカーとチェコの絵本展/新チェコ的とは何か? 美術館「えき」KYOTOで開催されている「クヴィエタ・パツォウスカーとチェコの絵本展」に行って来た。 この展覧会はクヴィエタ・パツォウスカーなる人の作品を中心として、チャペック兄弟などの「チェコの絵本」の魅力に迫ろうとする趣旨のもので、この夏に「クヴィエタ・パツォウスカー展」をやってた「安曇野ちひろ美術館」の全面協力を受けた企画展という感じになるだろうか。 チェコといえばCz75やVz61といった[…] 続きを読む
ミュージアム 2 12月 2013 大原美術館に行く/間口が広く奥も深い/美術品を観るとは何か? 岡山に行く用事があったので、時間を作って倉敷の大原美術館に行って来た。今まで一度も行ったことが無くずっと行きたかったのだ。 大原美術館は1930年に、実業家の大原孫三郎がスポンサーとなって援助していた洋画家の児島虎次郎に託し収集した多ジャンルの美術工芸品を展示するために、まだ日本に「美術館」なる概念が殆ど無かった1930年に開館した、西洋美術、近代美術を展示する美術館としては日本最初の伝統ある美術[…] 続きを読む