趣味

黒澤明 「生きる」(1952/日) 映画

黒澤明 「生きる」(1952/日)

ASIN:B000VJ2DOQ 「有名やけど見ていない昔の映画を見よう企画」の一環として黒澤明の『生きる』を見た。 今となっては「生きる」とか「生きろ」とかいった言葉はどうでも良い文脈で散々使い古されてチープになっているけど、「生きる」や「生きろ」という言葉はこのように使うのだというお手本のように「ただ生きる」が「エウ・ゼーン」の意味合でいの「生きる」となる様が描かれていた。 アマゾンに掃いて捨て[…]
「ナバロンの要塞」(1961/米)/久しぶりの「寒い」 日記/雑記/妄談

「ナバロンの要塞」(1961/米)/久しぶりの「寒い」

ASIN:B000BVVFIO 「有名やけど見ていない昔の映画を見よう企画」ということで『ナバロンの要塞』を観た。 難攻不落の要塞に海に向けて設置された大砲2門を、味方の駆逐艦が通過する前に破壊するという任務に、それぞれ得意技術を持つ6人の精鋭が挑む話である。古典的な快作やけど、昔の映画の癖に敵やろうが寝返った味方やろうが情け容赦なく殺すのがちょっとびっくり。どこかのサイトでも言っていたように、人[…]
テリー・ギリアム「バロン」(1988/英 独) 映画

テリー・ギリアム「バロン」(1988/英 独)

ASIN:B0009J8E8C ドイツの童話『ほらふき男爵の冒険』の映画化と言う事になっている、テリー・ギリアムの『バロン』を見た。 地球の反対側の的を射抜くスナイパー、弾よりも早く走る韋駄天、船三隻を振り回す怪力男、口から吐いた息で師団丸ごと吹き飛ばす小人を家来に引き連れたバロンの冒険劇。 妙にシュールで変な美しさのある躁な世界であり、こういうのが好きな人にはたまらんのやろう。 無茶苦茶で不真面[…]
フリードリッヒ・グルダ「悲愴」 (アマデオ盤) 音楽

フリードリッヒ・グルダ「悲愴」 (アマデオ盤)

ASIN:B0009N2VFU フリードリッヒ・グルダの演奏するベートーヴェンの表題付きピアノソナタを聴く。アマデオ盤の全集録音の中から8番、14番、23番、26番の入ったCDである。 グルダは自分のコンサートでベートーヴェンやモーツァルトと一緒に自分の作曲した曲を演奏したり、アンコールで客からのリクエストを受けたり、後年にはジャズへと傾倒して演奏までした異端児であった。 変人好きの私としては、グ[…]
スタンリー・キューブリック 「突撃」(1957/米) 映画

スタンリー・キューブリック 「突撃」(1957/米)

ASIN:B00005EYQ0 キューブリックが監督だということで、「突撃」を観た。 第一次世界大戦で砦を巡ったフランスとドイツの塹壕戦を描いたもので1957年公開と結構古い初期の監督作品である。 カメラワークがどうとか反戦がどうとか言われるけど、私自身は特にそんなことに興味は無く、あんまりキューブリックという感じがしなかった。 この映画はキューブリックや映画を語る上での歴史的な価値があるという言[…]
スティーブン・スピルバーグ「未知との遭遇」(1977/米) 映画

スティーブン・スピルバーグ「未知との遭遇」(1977/米)

ASIN:B000H1RGUE 「有名やけど見ていない昔の映画を見よう企画」の一環ということでこの日は『未知との遭遇』を見た。 地球外生命体との「ファーストコンタクト物」を描くものであるけど、全編善意と好意に満ちていてなんとも心地よい。 何にも物怖じしない純真無垢な子供のようにでもなく、自分の使命や強さを意識しているエリートや超人の様に地球のためでもなく、沢山の大人たちがお互い寄り集まって恐れと好[…]
『バッハ:ゴルトベルク変奏曲』アンドラーシュ・シフ 音楽

『バッハ:ゴルトベルク変奏曲』アンドラーシュ・シフ

アンドラーシュ・シフの『ゴルトベルク変奏曲』を聴いた。 グレン・グールドでない『ゴルトベルク変奏曲』を始めてちゃんとゆっくり聴いたのだが、『ゴルトベルク変奏曲』についてはネット上でいろいろな人が色々な演奏家の物を聴き比べて色々な評をしているけど、このシフの演奏についても大体私もたいてい言われるような印象を持った。 つまりグールドのものと比べて、変な緊張感とか切迫感とか差し迫った所は無く、とてもまろ[…]
「フィッシャー・キング」(1991/米) / 「アンジェラの灰」(1999/米 アイルランド) 映画

「フィッシャー・キング」(1991/米) / 「アンジェラの灰」(1999/米 アイルランド)

今日も暑い。クーラーの無い我が部屋で続けざまに『フィッシャー・キング』『アンジェラの灰』を観る。 ASIN:B00005M931 テリー・ギリアム監督の『フィッシャー・キング』はその名の通り漁夫王の聖杯伝説をモチーフに、落ちぶれた人気DJと精神を病んだホームレスの友情、そしてそれぞれの恋愛と癒しを描く物語である。 と書くとチープやけど、中途半端なリアルさを追求しない荒唐無稽なストーリーと展開がギリ[…]
スタンリー・キューブリック 「2001年宇宙の旅」(1968/米 英) 映画

スタンリー・キューブリック 「2001年宇宙の旅」(1968/米 英)

ASIN:B000IU4MYC 暑い最中に「有名やけど見ていない昔の映画を見よう企画」の一環として「2001年宇宙の旅」を観る。実は観るのは始めてである。 パッケージの絵は宇宙ステーションやし、タイトルも「宇宙の旅」やし、とりあえずは宇宙の映画らしい…という程度の予備知識で見たのやけど、冒頭でいきなり類人猿が出てきて「えっ?宇宙の映画やんなぁ??」 しかしながら類人猿が崖上から豹に襲われるシーンは[…]
黄色い自転車、サラリーマンのミイラ 趣味

黄色い自転車、サラリーマンのミイラ

黄色のフレームのピスト君のタイヤをこの間黄色にしたのだが、チェーンも金色にしてみた。 殺人的な炎天下の中、こんな派手な自転車で出かけた。 走っていると大丈夫やけど、信号待ちがダメ。苦行としか思えない。 久しぶりの平日休みで銀行やら図書館やら本屋を回り、スタバで休憩した後帰ったのだがとにかく暑すぎる。 木陰のベンチで寝転ぶ営業と思しきリーマンを見て、このまま一日置いておけば綺麗なミイラになるやろうな[…]
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