スタンリー・キューブリック 「2001年宇宙の旅」(1968/米 英)

amazon ASIN-B000IU4MYC 暑い最中に「有名やけど見ていない昔の映画を見よう企画」の一環として「2001年宇宙の旅」を観る。実は観るのは始めてである。
パッケージの絵は宇宙ステーションやし、タイトルも「宇宙の旅」やし、とりあえずは宇宙の映画らしい…という程度の予備知識で見たのやけど、冒頭でいきなり類人猿が出てきて「えっ?宇宙の映画やんなぁ??」
しかしながら類人猿が崖上から豹に襲われるシーンは私の中で変にお気に入りである。なんとも言えない間抜けさと生存の大変さがミックスされていて大変よろしい。全編こういった類人猿だけが出てくる映画でも文句は無いかも。
リヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』が効果的に使われているのが有名やけど、人間が超人へと進化する事に言及した物語である『ツァラトゥストラはかく語りき』の曲が効果的に使われていたのはなるほどである。
全編「静的」な雰囲気に包まれたこの映画はとても面白かった。言葉や文字を使わずに映像でこんな感じに何か広大なものを表現できる映画的な魅力満載の映画であろう。
映画が芸術であることの証明である良い例であろう。
やっぱりキューブリック大好きである。Sir yes Sir !

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