本 27 9月 2013 乙武洋匡『自分を愛する力』/「自分を愛する力」は「他人を愛する力」でもある 友人が「グッと来た」といっていた乙武洋匡『自分を愛する力』を読んだ。 SISBN-10: 4062881985 以前読んだ氏の『五体不満足』が予想していた内容とまったく違う、いわば「タレント本の様な読後感」だったのでズコーとなったのだが、 SISBN-10: 4062091542 この『自分を愛する力』はこんなにも自分を肯定して愛している彼が「自己肯定感」について語るという、テーマとしては重くて深[…] 続きを読む
本 26 9月 2013 生き残るための教養/大澤武男『ユダヤ人の教養:グローバリズム教育の三千年 』/山形浩生『新教養主義宣言』 最近「教養」がタイトルに含まれる本を立て続けに2冊読んだ。 一冊は最近出たばかりの新刊書、 大澤武男『ユダヤ人の教養:グローバリズム教育の三千年 』 SISBN-10: 4480066926 そしてもう一冊は20世紀の終わりに書かれた古い本、 山形浩生『新教養主義宣言』である。 SISBN-10: 4794964153 一冊目の『ユダヤ人の教養』はユダヤ人が世界中から迫害や差別や規制を受けながらも[…] 続きを読む
本 25 9月 2013 村上春樹の何がすばらしいのか? 前のエントリを書いていて村上春樹の『ノルウェイの森』の中の緑の台詞を思い出し、該当箇所を探すためにパラパラしていたらいつの間にか読んでいた。 やっぱり何度読んでも、物干し場でビールを飲みながらギター弾いて唄を歌いつつ火事を見物するシーンと、緑の父親と胡瓜を食べるシーンはよろしいですな。 前から何度も書いているけど、村上春樹のすばらしいところは、ただ面白いというだけじゃなくって、こういう人の心の中に[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 24 9月 2013 人生はビスケットの缶か この日は仕事から帰ってご飯を食べた後にひたすら寝た。 なんか週末に夜更かしして遊びまくって連休明けの平日の夜にひたすら寝まくると言うパターンが定着してきたけど、結局、毎日規則正しく生活しようがそうでなかろうが、週や月で見てみれば起きている時間と寝ている時間の総量の割合は一定であるような気がする。 そう考えると、人生の中での色々なことの割合もまた、全体として見てみれば一定なのかもしれないですな。 そ[…] 続きを読む
音楽 23 9月 2013 バックハウスを聴く 最近車を運転したり昼休みに本を読むとき意外にちゃんと音楽を聴くことがめっきり少なくなったけど、仕事から帰ってきて、ひさしぶりにゆっくり音楽を聴いた。 以前はあれほど鬼気迫って必死で聴いていたのに、ここ数年はそういう風な聴き方をすることは殆どなかったのだが、やっぱりちゃんと聴きはじめると昔の感覚とういうか感性のようなものが蘇ってくるような気がする。 以前は個性がなく全く味気ないと感じたヴィルヘルム・[…] 続きを読む
Computer 19 9月 2013 スパムにはDBリソースを分けてやるのすら勿体無い。 以前からこのブログには一日に100ほどのコメントスパムが投稿されるのだが、wordpressに最初から入っているAkismetプラグインの性能が良くてほとんど全てのスパムがスパムとして認識されて非公開状態になっている。 このAkismetプラグインは投稿されたコメント内容をまるごとどこぞのAPIに投げてTrue かFalse を返してもらうことでスパムかどうかを判定しているようであるけど、しかしな[…] 続きを読む
いきもの 18 9月 2013 皇大神宮のキノコ/あまりにも原始的な葛藤に引き裂かれる この日は伊勢神宮の内宮に行ったのだが、最近はどこでもついついキノコを探してしまう。 ということで、荒祭宮付近で見つけた美味しい(と思われる)キノコ。 虫食いはあるけどやたらと立派だったイグチ先生。 ムラサキヤマドリタケか?限りなくポルチーニに近いアレですな。 そしてこれ、最初はキタマゴタケかと思ったけど、恐らく色の薄いチャタマゴタケではないかと思う。 幼菌 立派に開いている。 このタマゴタケ状のキ[…] 続きを読む
いきもの 17 9月 2013 志摩マリンランド/地味でマンボウでムツゴロウな水族館 台風一過でやたらと天気がいい上に夏が戻ってきたような暑さの中、マンボウがいることでお馴染みの「志摩マリンランド」に行ってきた。 看板からして既にマンボウだ。 入ってすぐのドクターフィッシュは他の水族館のものにくらべて水槽が広く中の魚もやたらとでかかった。 ちょっと指を入れるだけでこのくらい群がってくるので、そのうちに最近流行っているアレ的に裸になって飛び込んで写真を撮り、ツイッターなんかに公開して[…] 続きを読む
いきもの 16 9月 2013 マンニィと賀茂川と鴨川まとめ 荒ぶる台風「マンニィ」で鴨川がえらい事になっているという話なので、近所の賀茂川を見てきた。 朝の時点でこんな感じ、土手に下りたら身の危険を感じた。 昼から出かけるので賀茂川べりを南下した。 意外に人が多くみんな荒ぶる鴨川を愛でたり、見事な濁流にはギャラリーができていた。 北大路橋の下の歩行者と自転車道路は冠水 動物たちも必死で生き延びていた。 鴨 鉄骨に必死ですがりつくヌートリア 今まで大雨の日の[…] 続きを読む
ミュージアム 15 9月 2013 棟方志功 幻の肉筆画展/墨書きじょんから節 例のごとく京都伊勢丹美術館「えき」でやっている」「棟方志功 幻の肉筆画展」に行ってきた。 棟方志功といえばあまりにも版画が有名やけど、この展覧会は題材にあるような肉筆画を、紙にかかれたものだけでなく、襖や戸板や扉に直接墨で書いたものも展示している。 この襖や戸板に大きく書かれた墨書きはやたらと大迫力で迫ってくる。 昔からこの人の絵を見ていると、なぜか彼と同じ津軽出身である初代高橋竹山の津軽三味線と[…] 続きを読む