日記/雑記/妄談 3 1月 2013 京都水族館でアジメドジョウを愛でる/いろいろ斬新 そういえばこれもまた2012年の年末だが、京都水族館に行ってきた。 この京都水族館は 京の川ゾーン かいじゅうゾーン ペンギンゾーン 大水槽 海洋ゾーン 交流プラザ イルカスタジアム 山紫水明ゾーン 京の里山ゾーン なる九つのゾーンに分かれているらしい。 大水槽はまぁフツーであるが、かいじゅうゾーンのアザラシやオットセイの展示の仕方はちょっと斬新で面白かった。 大水槽で人が泳いでいたのも斬新[…] 続きを読む
ミュージアム 2 1月 2013 レオ・レオニ 絵本のしごと/世界の痛みは自分の痛みか? また終わった展覧会の事を書くのもなんだが、去年の末に京都伊勢丹の美術館「えき」の「レオ・レオニ 絵本のしごと」に行って来た。 レオ・レオニといえば、『スイミー』とか『フレデリック』とか『平行植物』の作者としておなじみの絵本作家である。 展覧会の冒頭の説明文で、 私にとって絵本はずっと自分の中にある問題を問いかけ、答えを求める手段であった。 って感じの事が書いてあり「[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 1 1月 2013 思い残すことは無いかもしれない 今年も例年のようにウィーンフィルのニューイヤーコンサートをテレビで観たけど、これを観ていると世界は平和と善意に満ち溢れているように思える。 いやむしろ、これをそのような気持ちで聴いて観る事が出来ると言う事が平和の証なのかもしれない。 そのウィーンフィルを見ていると、クラシック音楽好きなら誰しもが憧れるその楽友協会、黄金の大ホールに、私は去年の半ばに実際に行った事を思い出す。 私はそこで観光客向けの[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 31 12月 2012 2012年のまとめ 2012年まとめ。 前半は「きのこ」 「きのこ」に開眼した。 見れば見るほど知れば知るほど奥が深くなる「きのこ」 見ても可愛い、食べても美味しい、探しても楽しい。きのこ可愛いよきのこ。 中盤は「ウィーン」 5月にオーストリアのウィーンに行った。 ナマで見たエゴン・シーレとウィーン楽友協会大ホールには感動した。 そして念願のベートーヴェン先生の墓参り[…] 続きを読む
@災害 6 12月 2012 『魂にふれる―大震災と、生きている死者』若松英輔 ISBN-10: 4798701238 ひとつ前のブログに感想を書いた『津波からの生還 東日本大震災・石巻地方100人の証言』は図書館の新着図書の棚で見つけて興味を持って直ぐに読んだわけではなく、しばらくしてからちゃんとした書架に配架されてされてから読んだのが、タイトルがうろ覚えで探すのに結構苦労した。 それらしい「震災 生」とか「津波 助かった」などといったうろおぼえキーワード検索で探していたの[…] 続きを読む
@災害 5 12月 2012 津波からの生還 東日本大震災・石巻地方100人の証言/星が綺麗 ISBN-10: 4845112744 三陸河北新報社「石巻かほく」編集局による『津波からの生還 東日本大震災・石巻地方100人の証言』を一気読みした。 この本は石巻地方で津波に襲われながらも何とか生き残った人々に震災直後の様子を語ってもらったテキストが100人分収めてある。 震災によって本社ビルが被災した三陸河北新報社による日刊の地域紙「石巻かほく」が震災の3ヵ月後から約9ヵ月にわたって100回[…] 続きを読む
本 4 12月 2012 リンダ・グラットン『ワーク・シフト』を陰謀論として読むw ISBN-10: 4833420163 リンダ・グラットン『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』を読んだ。 普段から私はビジネス書だの自己啓発書だのといったものを全く読まないのだが、 この本は好きなブログの中の人がtwitter上で読書会的な事を行っていたので、 たまにはこういうのも読むべさーということで手に取った。 読みにくいということは無かったけど、特に引き[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 23 11月 2012 智のあり方 またしつこくジャンケレヴィッチの話だが… 先日『イロニーの精神』を読んで、その内容とは別にまたとても驚いたり感心したことがまだあった。 それは、彼の音楽から文学、絵画から哲学に至るまで様々な分野をまたがった多岐にわたる教養の深さだ。 それもただ知っていると言う知識レベルの話ではなく、自分を構成する1つのモノや経験というくらいの深度や密接さでだ。 いつでもネットに接続して調べものが出来る環境にいると[…] 続きを読む
本 21 11月 2012 死を思う人を想う ジャンケレヴィッチの『イロニーの精神』を読んでとても面白かったので、彼の他の著作も読んでみたくなった。 読んだ『イロニーの精神』が彼のキャリアの初期にあたる作品だということなので、後期の著作で彼の主著とも言われている『死』でも読んでみるべかということで、母校の図書館を探す。 本自体はフランス哲学の分類ではなく、テーマ別分類の「死」についてのコーナーで見つけたのだが、背が破れ表紙や角がボロボロになっ[…] 続きを読む
本 20 11月 2012 『イロニーの精神』ウラディミール・ジャンケレヴィッチ/殉教者でもレジスタンスでもなくサバイバルするイロニストなる超人 ISBN-10: 4480083782 ほんとに久しぶりに哲学とか思想とかそういった類の本を読んだ。ウラディミール・ジャンケレヴィッチの『イロニーの精神』である。 ウラディミール・ジャンケレヴィッチなる人物は1985年に死去した、「分類できない哲学者」とみなされているような、独特の思考を展開したちょっとマイナーな哲学者である。 音楽にも造詣の深い、音楽論も多数遺している、自らも演奏家だった思想家[…] 続きを読む