土偶ラメンタービレ

年末年始に大量に有給を取ったお陰で今日から正月休みに突入。
銀行を回り、今年最後の図書館でリミット一杯まで本を借り、そこらじゅうを駆け巡って雑用を片付ける。中綿入りのコートを着て自転車で走り回ったお陰で汗までかいた。
用事は全て済ませて引きこもり準備完了。これで年明けの仕事始めまで外に出る必要は無い。
amazon ASIN-B00005L9G9夕食後に「グラン・ブルー」を観る。
ジャックの言葉「海底は辛い。上がって来る理由が見つからないから」とエンゾの言葉「陸よりも海の中がいい。」に激しく心を揺さぶられる。
その気持ちは痛いほどよくわかる。確かにこんな陸の上で生きるよりも海の中にいるほうがはるかに居心地が良い。できる事なら俺もそうしたい。
お互いを理解しあえない水棲生物と陸棲生物の恋は決して成就する事は無く、水棲生物にとっての陸上の生き辛さは耐え難かった。
水棲生物の二人が海に還ってゆくのは当然だとしても、その様は何ともいえない悲しみを醸し出していた。
その後『レダ』を読み始め、出だしの数段落の尖って脆くて繊細な感受性から語られる言葉が、既に心の変な所にぐっさりヒットしているのを感じる。このいかにも世を生き辛く感じそうな主人公の少年についての、これから綴られるであろう長大な物語が悲しみに彩られる予感を感じる。しばらくはこの悲しい予感に満ちた物語に浸ることになるだろう。
風呂に浸かって終わろうとする今年一年のことを考えてみる。考えれば考えるほど、じわじわと湯が体に沁み込んで来るように、妙な悲しみがわいて来る。
頭を振って考えるのを諦め、湯船に潜ってみる。
というわけで、何をしても何を観ても妙な悲しみを感じる一日だった。まぁ、そんな日もあるでしょう。

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