映画:「ザ・セル2」/前作からジェニファー・ロペスと石岡瑛子と予算を引いたような…
2009年7月14日
馬の輪切り映像でお馴染みの「ザ・セル」の正統的な続編である「ザ・セル2」ってのを見た。
前作の「ザ・セル」はストーリー自体は特に可もなく不可もないものの、石岡瑛子の衣装とそれを身に纏ったジェニファー・ロペスが見所であり、彼女がいろいろなコスプレで色々な場所でポージングするのを「ほへー」と鼻の下を伸ばして見る映画であったのだが、つい出来心で借りてきた「ザ・セル2」は前作である「ザ・セル」からジェニファー・ロペスと石岡瑛子と監督のターセムと予算を引いたような映画であった…
よくわからなトラウマ持ちの超能力者がそのトラウマを克服して、そのトラウマの原因でもある犯人を逮捕する。と言う話であった。
よくわからない中途半端なSFとよくわからない中途半端なサスペンスが入り混じっていて、結局どっちを見せたくてどっちを本筋にしたいのかよくわからなかったけど、どっちも中途半端やから二つとも入れておけばいいかな?というかなり消極的な「平均点を目指す勉強」ような作りなのだと思い当たった。
心停止状態と蘇生を何度も繰り返す連続殺人鬼ってのは良いのに、そこが生かし切れていないのがとても残念なような気がする。
サイコメトラーでSF的な部分を捨ててサスペンスに徹すれば面白かったかもしれないけど、そうなると「ザ・セル」とまったく関係なくなるし…
全編を通してなんか残念な空気が漂っているのに、面白くないと言うことは無いという展開は、なんだか「スターシップ・トゥルーパーズ2」を思い出した。