「オーメン/最後の闘争」 (1981/米)

amazon ASIN-B000A0D92Qオーメンシリーズの3にあたる。「オーメン/最後の闘争」を観た。
おっちゃんになってソーン産業の社長となったダミアンは、イギリスに生まれた救世主たるべき存在の抹殺を企てる。一方、救世主を守ってダミアンを滅ぼすべく、イタリアの修道士が7つの短剣をもってダミアンに迫る。
と言うストーリやけど、シリーズものの常として回を重ねるごとにボルテージは下がる一方。
伏線もなんもあったもんじゃないし、残虐シーンもないし、ダミアンはんも全然悪魔っぽく無いし、もうグタグタ…
「人は自分の欲望と悪を取り違える」という悪魔の子ダミアンの台詞に妙に感心したものの、その悪魔の子ダミアンがベッドの上で人間相手の女相手に欲望むき出しで獣になっている所で失笑、最後の最後の「この悪魔っ!!」って台詞に「そのままやんけ…」と失笑。
硬派なオーメンの続編としては「えーっ??」な感じやけど、この単語とモチーフだけ黙示録的な胡散臭くカルトな雰囲気はB級バカ映画としては中々良い感じであった。
映画の中でダミアンが生まれつつある救世主の事を「ナザレ」と呼んでいたけど、ナザレというのは「ナザレのイエス」と言うように地名じゃねぇの?と思ったのだが、その後調べてみたところ、自らの志願や神からの指名を受けて特別な誓約を神に捧げた者を「ナジル人」と言うらしく、「ナザレ」ってのは「ナジル人」の意味もあるのやと知った。
いやー勉強になった。

2件のコメント

  • どもども。
    批評と言うほどの大層なものでも無いですが、参考になれば幸いであります。

  • ここの名作映画ブログ参考にさせて頂いてまーす。映画批評も毎回楽しみです。

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