音楽 3 8月 2007 バッハ:主よ、人の望みの喜びよ マイラ・ヘス マイラ・ヘスという人のピアノを始めて聴いたけど、なんというか、内向的やけど後ろ向きじゃなくって、前向きやねんけど外交的に押し付けがましくない。前向きに内向するような演奏がなんとも良い感じである。 私の中でバッハと言えばグレン・グールドという事になってるんやけど、彼女の弾くバッハもいい感じで、また彼女の弾くベートーヴェンも良い感じ。 私の好きなベートーヴェンとバッハといった、ちょっと毛色の違う作曲家[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 29 7月 2007 なぜ私はかくも真人間への道を着々と歩んでいるのであろうか ASIN:B000LZ6FQC 本日の「昔の映画を見よう企画」は朝のうちに「シャレード」を。家財道具一式失っても、服だけは出かける時に毎回変えて行きます。というおしゃれさんの心意気に感服する映画であった。 昼過ぎからパフェ大会にエントリーする。慎ましやかな貧しいアジアの一家が摂取する一日分のエネルギー量はあろうかという(あくまで想像)カロリー塊を喰い尽し、高度資本主義経済とカロリー至上主義を満喫す[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 28 7月 2007 ポセイドン御手洗アドベンチャー ASIN:B0006TPES8 朝起きて「昔の映画を見よう企画」の一環として、「ポセイドンアドベンチャー」を見る。人はまるでゴミのようやけど、ゴミはゴミなりに事情もあれば理由もあるよねーという映画だった。 久しぶりに家でお座敷シューティングをする。夏のガスガンは気持ち良いくらいによく動き、手に伝わるリコイルがなんとも心地良い。窓の上に立てかけてある的に200発ほど撃ち込んだ後、夕方から浴衣を着て御[…] 続きを読む
映画 24 7月 2007 E.T vs プレデター ASIN:B000B4NFUC 最近私の中では見ていない古い映画を見よう期間と言う事であり、先日は「ゴッド・ファーザー」を見たのだが、この日は家に帰って今更ながら「E.T」を見た。 あまりに有名な映画で、今までなぜか見る機会が無かったのだが、中々に面白かった。夢と友情と優しさがいっぱい詰まった本当に良い映画ですな。 で、念動に治癒能力に五感で感じた感覚情報の転送など、地球上生命体であることの縛りを[…] 続きを読む
音楽 13 7月 2007 Eric Dolphy at the Five Spot, Vol2 以前感想を書いた「Eric Dolphy at the Five Spot, Vol1」と同じ時に録音された「Eric Dolphy at the Five Spot, Vol2」を聴く。 一曲目の「AGGRESSION」が良い感じ。ブッカー・リトルが作曲したこの曲自体はロボットアニメのテーマソングのごとく中々かっちょ良くメロディアスな曲で、最初のブッカー・リトルのアドリブはオーソドックスで良い感[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 25 6月 2007 わらべ、白影、梅雨 ASIN:B000MGBS58 どういうわけか「ドリームガールズ」を見た。特にミュージカル好きでもないけど面白かったのだが、出てくる主役の三人が欽ドコに出てきた「わらべ」の「のぞみ、かなえ、たまえ」とキャラが被りまくって、いつ「めだかの兄弟」を歌いだすかドキドキであった。だけど大きくなっても、めだかはめだか。すいすい。 って、今思えば夢も希望もない歌やな…若人は知るまい… 新しく買ったメッセンジャ[…] 続きを読む
音楽 21 6月 2007 ベートーヴェン:最後の三つのピアノソナタ フリードリヒ・グルダ ウラジミール・アシュケーナジの演奏でベートーヴェンのピアノソナタに開眼した故に、ベートーヴェンのピアノソナタと言えばアシュケーナジが私の基準演奏である。 最近グルダの二回目の全集録音のCDがばら売りされている中で最後の三つのピアノソナタを買ったのだが、グルダの演奏を聴くと如何にアシュケナージの演奏が美しさと優しさに重点を置かれていたのかが良くわかったような気がした。この辺はアシュケナージがショパン[…] 続きを読む
映画 19 6月 2007 スターシップ・ロワイヤル 先日から「SAYURI」「カサブランカ」「風の歌を聴け」等と脈略なく色々映画を見ているのだが、以前から最も好きな映画の一つ「スターシップ・トゥルーパーズ」の続編を見た。 「スターシップ・トゥルーパーズ」の原作は「パワードスーツ」なる概念を作ったSF小説の金字塔らしいけど、監督のポール・バーホーベンは原作も読まずにただ「虫と人間との戦いがやりたかっただけ」というコンセプトで作った、青春物語、恋愛物語[…] 続きを読む
音楽 18 6月 2007 モーツァルト:ピアノソナタ第8番イ短調K.310 グレン・グールド 私は常々自閉的な人間に惹かれる傾向があるようで、このグレン・グールドなんかはそういう観点からいって最高に自閉的で魅力的なピアノを弾く人間やと思っている。 しかしながら自閉さえしてれば誰でも良いと言うわけでもなく、その自閉的な人が自分の中に持って閉じこもっている美しい世界をチラッと見せてくれて、それを我々が垣間見る瞬間が良い訳で、その各々の閉じこもっている世界が美しくないといけないのである。 例えば[…] 続きを読む
音楽 10 6月 2007 モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 内田光子 このCDは世界的に実力者として有名な内田光子の出世作となったモーツァルトのピアノ協奏曲の全曲録音のひとつ。このシリーズ録音を機に内田光子は一気にブレイクしたらしい。 内田光子の出世作であると同時に、モーツァルト弾きの彼女にとっては代表作のひとつだろう。 この人がテレビ喋るのを初めて見た時は「音楽家っておかしな人種やなぁ…」と思ったけどやっぱり変ながらもとてつもない魅力のある人であり、その辺のビジュ[…] 続きを読む