映画:「バンテージポイント」 / 羅生門 でなくカーチェイス 映画

映画:「バンテージポイント」 / 羅生門 でなくカーチェイス

ASIN: B001AE6HFM だいぶ前の話であるが、「バンテージポイント」を観た。 前評判も見た後の感想も結構高いという話で、あるひとつの大統領暗殺事件を複数の目撃者から何通りにも解釈したような映画だという風な予備知識を持って観た。 勝手に黒沢的羅生門的にひとつの事実を複数の人がまったく違うように解釈して、真実がまったくわからんやんけーなストーリーを想像していたのやけど、ひとつの事件に対して目[…]
初海2009 その3 「突きたい背中」(ボラ編、ボラフルコース) いきもの

初海2009 その3 「突きたい背中」(ボラ編、ボラフルコース)

イカとカニは捕獲したものの取るべき魚が見つからない。キジハタもイシダイも見かけず、メバルは十センチちょっとと小さすぎる。一度だけ遠巻きにこちらを伺う巨大チヌと遭遇するも、寄りきらずに海の彼方へ去っていった。 今日の漁獲は頭足類と甲殻類だけで魚類なしか…と思いながら浅場を移動中に、海底付近のテングサの林に頭を突っ込んで何物かをムシャムシャ食べている、まったくこちらに気づいていない巨大ボラを発見した。[…]
初海2009 その2 「エキセントリック青年ガザミ」 (ガザミ編、ガザミとサザエのワイン蒸し) いきもの

初海2009 その2 「エキセントリック青年ガザミ」 (ガザミ編、ガザミとサザエのワイン蒸し)

海底で魚を食べるガザミを通りすがりに発見する。人間で言えば大学生くらいのお年頃の、砂に潜りもせずに派手な模様の背中を丸出しで海底でお食事しているエキセントリック青年ガザミの目立つこと目立つこと。 カニごときにヤスを撃ち込むのは「海中プレデター見習い」である土偶の名が廃る上にカニミソもはみ出すやんか。ということで手づかみで捕獲した。 グローブ越しであるけど思いっきり挟まれてちょっと痛かった。十五セン[…]
初海2009 その1 「釣れないので突いてみた」 (カミナリイカ編、イカ肝と白ワインベースのカミナリイカスパゲティー山葵アオサ添え) いきもの

初海2009 その1 「釣れないので突いてみた」 (カミナリイカ編、イカ肝と白ワインベースのカミナリイカスパゲティー山葵アオサ添え)

真夏と変わらない強烈な日差しの中、海に向かう。 食料は現地調達の予定であるけど、一応地元のスーパーで食料を買って氷を調達してゆく。 サザエは安くて3つ250円、平均的には一個100円くらいである。 今年の初海は誰もいない海と浜だった。去年に新調した二股ヤス先を手に海に入る。一面の砂浜、目の前を群れをなして通り過ぎるマアジの大群、海底で餌の取り合いで喧嘩しているネズミゴチ、海面と海底で乱反射して目を[…]
「ダイ・ハード3」「ダイ・ハード4.0」 / モラル的に13禁 / スッキリしてはいけない 映画

「ダイ・ハード3」「ダイ・ハード4.0」 / モラル的に13禁 / スッキリしてはいけない

ASIN: B000PDZJDU ASIN: B000VOCHR4 なんとなく観ていなかった「ダイ・ハード3」と「ダイ・ハード4.0」を一度に観た。 「ダイ・ハード3」はニューヨーク全土、「ダイ・ハード4.0」ではアメリカ全土と、シリーズ名というかメジャーバージョンアップする度に舞台が大きくなっている。 この映画を観る前に「ボーン・シリーズ」を観ていたのだが(感想はまた後で)、インテリジェンスな雰[…]
映画:「スパイダーマン3」 / 通過儀礼としてのダークサイドとの戦い 映画

映画:「スパイダーマン3」 / 通過儀礼としてのダークサイドとの戦い

ASIN: B0022F6LZ4 シリーズ通してサム・ライミが監督のスパイダーマン3を観た。 前作「スパイダーマン2」の最期でスパイダーマンでありながらもちゃんと個人として生きることを決意し、愛する彼女と結ばれた主人公であるが、スパイダーマンとしての名声も、学生としての成績も申し分ない生活を送っていた。 ノリノリでイケイケの主人公と引き換え、主人公の彼女は仕事も上手く行かず、主人公とすれ違うように[…]
『抱くことば』『ソフトウェア開発の名著を読む』 / 向上心は煩悩か 日記/雑記/妄談

『抱くことば』『ソフトウェア開発の名著を読む』 / 向上心は煩悩か

ISBN-10:487257740X ISBN-10:4774128511 グインサーガ127巻 を読んだ。 ダライ・ラマ14世の『抱くことば』 を読んだ。 技術SE新書、柴田芳樹の『ソフトウェア開発の名著を読む』 を読んだ。 寝る前読書として新潮文庫の『カラ兄』を読み始めた。 そして、なんとなく、今更ながらJAVAの勉強を始めた。 一日のうちで自分の自由になる時間と言うのはとても限られている。 […]
脱腸カサゴ いきもの

脱腸カサゴ

また海へ行った。 暖かければ泳ぐつもりでいたけど、さすがに寒かったのでウェットスーツを着てまで泳ぐつもりはなく、海沿いを車でぶらぶら走るだけの道のりだった。 今まで殆ど行った事のなかった地域を走り回る。海沿いの道あり、獣道のような山岳ステージあり。 この地域で見覚えの無い海が未だにあるというのはとても新鮮だった。 途中で立ち寄った漁港で戯れにワームを投げたらカサゴが遊んでくれた。 写真を見て始めて[…]
「カラ兄スイッチ」が入る / ミニチュア・リアルとしてのカラ兄 日記/雑記/妄談

「カラ兄スイッチ」が入る / ミニチュア・リアルとしてのカラ兄

ISBN-10: 4102010106 ここしばらくずっと本を読んでなかったけど、以前に買って積読状態になっていた新潮文庫の原卓也訳『カラマーゾフの兄弟』を読みはじめた。 米川正夫訳は何度も、亀山郁夫訳はこの間一度読んだ事あるけど、原卓也訳は始めてである。 冒頭の文章を読んで、ドストエフスキーがその死によって未完のままこの本を終わらせる事によって語ることがなかった、アリョーシャに訪れるはずであった[…]
ハック四苦八苦 日記/雑記/妄談

ハック四苦八苦

長らく漂流した後に艦船の乗組員となった人、そして自ら小船に乗って自らの手で大海へと漕ぎ出す事を決意した二人の人とそれなりに濃い話をした。 どのような道を歩んでもそれなりの苦しみはあるけど、それでも根源的な四苦を前にすると、日常の些細な悩みなど吹っ飛ぶし、八苦中の残りの四苦など取るに足りない問題のように感じられるものだ。 人の話を聞くと言うことは、すべからく人に自分の話をするという事でもある。 そし[…]
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