アルフレッド・ヒッチコック 「サイコ」(1960/米)

amazon ASIN-B00024Z40Aアルフレッド・ヒッチコックの『サイコ』を観た。
いわゆるサイコ・サスペンスの元祖とも言うべき作品で、かつネット上のあらゆる情報でもべた褒めであるということもあり、さらにはこの間観て面白かった「モーテル」もヒッチコックに影響を受けていると言う事らしく、これは是非見んとあかんやろーと言うことで。
パッケージを見る限り、ジャック・ニコルソンのように顔で怖がらせる(笑わせる?)映画かと思ったけど、最初から最後まで一体話がどう流れてゆくのかさっぱり予想がつかんかった。ひたすら観るものの予想を裏切り続ける映画ではなかろうか。
中盤の有名なシャワーシーンの後、ますます展開が読めなくなり、映画自体をどう落とすつもりなのかが最後までさっぱりわからずそればかり気になって余り映画を楽しめなかったような気がする。
「怖さ」自体はそれほどでもなかったし、最後の落ちは「え~それはないわ~そんなん絶対わからんもん」であるサイコなものであった。
今でこそこの映画のような手法と概念は洗練されて最大限の効果を観客に与えうるようになったけど、この映画を機にこの系統の映画が作られるようになったと言うような意味で、この映画は意義深いのであろうと思った。
どっちにしろ、田舎にある寂れたモーテルは怖いなーと思うようになった。

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