日記/雑記/妄談 31 12月 2007 ダウナー系内的2007年観 一年を総じて考えて見るに、私を取り巻く内的環境は大きく変わった。ある意味でのなんたらクライシスは過ぎ去ったと言えよう。 この一年で私自身は大きく変わったと思う。一方で全く変わっていないとも思う。明らかにお互いを否定しあう対立する二つの矛盾が幾つも自分の中にあるのを強く感じたし、たぶん人間はそういったものなのだろう。 自分がそういった存在である事がわかったとしても、それが表に出て現象しない限り他人に[…] 続きを読む
映画 31 12月 2007 黒沢清「CURE」(1997/日) ASIN:B00005HSIR 2007年最後に観た映画は黒沢清の「CURE」となった。 首から胸にかけてをX字に切り裂かれて殺される殺人事件が続発し、それぞれの犯人がそれぞれの現場ですぐに逮捕される。 犯人たちはお互い何の関係も繋がり無くなぜそういう殺し方をしたのかもわからない。 やがてそれらの事件に関わりがあると思われる男が拘束され、その事件を担当した刑事と精神科医がその男を尋問するうちに事件[…] 続きを読む
映画 31 12月 2007 リュック・ベッソン 「フィフス・エレメント」 ASIN:B000HKDF00 以前から観たかった、リュック・ベッソンの「フィフス・エレメント」をやっとこさ観た。 未来に地球に迫り来る巨大知的物体から地球を救うために遣わされたミラ・ジョヴォヴィッチと彼女を守り導くブルース・ウィリスが必要となる4つのエレメントを探すために旅立つというスペースオペラである。 リュック・ベッソンはずっとこの映画を作りたかったけど作れず、予算の足しにするためにやっつけ[…] 続きを読む
映画 30 12月 2007 「AVP2 エイリアンズ VS. プレデター」 レイトショーで「AVP2 エイリアンズ VS. プレデター」を観て来た。 前作で宇宙船に回収されたプレデターの腹から出たエイリアンが増殖することで宇宙船がアメリカの片田舎に墜落し、そこからエイリアンが外に飛び出してゆく。その事態の収拾にプレデターが一人、偉そうにおっとり刀で繰り出してくるというもの。 予告編にあるような高校生の恋の鞘当やハンティングに勤しむ親子やイラク帰りの母を持つ親子や人情保安[…] 続きを読む
映画 30 12月 2007 塚本晋也 「鉄男~TETSUO THE IRON MAN~」 (1989/日) ASIN:B00005G05Z 金属の棘の様なニキビが頬に出来る事を発端に、全身が徐々に「鉄」に侵食されてゆく平凡なサラリーマンの物語である。 金属部品、ボルト、パイプ、そして股間のドリルと痛みを伴いながら「鉄」が体中を覆ってゆく様が圧巻である。 塚本晋也が低予算で作ったこの映画はローマ国際ファンタスティック映画祭のグランプリを受賞し、彼の名を世界に知らしめる事になった。 この映画が世界中にカルト[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 29 12月 2007 部屋を片付け「色々な事」を思う 部屋の大掃除というよりは部屋の片付けである。 ジョスカン・デ・プレのミサ曲をかけて片付けをしながら過ぎ去った一年をそれなりに考える。 色々な事があった。と自分では思うけど、色々な事が無かった一年など今までの一生に一度たりとも無かったし、これからもそうであろう。でも自分の中の「色々な事」は他人から見てとても見えにくいものであるのは不思議なようでいてあまりに当然だ。他人の「色々な事」を私がどれだけ理解[…] 続きを読む
映画 29 12月 2007 カリガリ博士 (1919/独) ASIN:B0000844E6 1919年製作と古いドイツのサイレント映画であるカリガリ博士を観た。 原題は Das Kabinett des Doktor Caligari という事でカリガリ博士のキャビネットに入っている「未来を予知する夢遊病の男」を巡る話である。 見せ物小屋、香具師、夢遊病者、予言、連続殺人、拘束衣、精神病院、催眠術などといった怪しげな要素満開な上に、ゆがんだ壁、斜めの床、極[…] 続きを読む
映画 29 12月 2007 デイヴィッド・リンチ 「マルホランド・ドライブ」 (2001/米=仏) ASIN:B000063UPM デイヴィッド・リンチ 「マルホランド・ドライブ」を観た。この監督の映画を観るのは三本目であるけどやっぱり良い感じ。とても気に入った。 これほど説明しにくい映画は無い上にストーリーを説明する事自体がほとんど意味が無いような気がするけど、ハリウッドの映画業界を巡るラテン系フェロモン女子とブロンド系可愛い女の子の話であるとしか言いようが無い。しかも普通に見ただけではストー[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 28 12月 2007 北京鍋と中華お玉 先日「似非ナシゴレン」を作った時に使った北京鍋とお玉が余りに使いやすかったのでずっと欲しかったのだがとうとうゲットした。ちゃんと厨房専門店まで行って選んだのだ。一枚の板から作られている深めのものをチョイスである。 しかし厨房専門店ってのは見てるだけで楽しいねぇ。小指くらいのササラからテニスラケットくらいの「おろし金」や熊でも茹でられそうな鍋まで見た事無いようなものが沢山である。余裕で一日ここで遊べ[…] 続きを読む
日記/雑記/妄談 27 12月 2007 20T→18T 朝から自転車を洗う。チェーンを外して洗剤と灯油で徹底的に洗う。ピスト君のスプロケットを20Tから18Tに替えて少しだけ高速仕様にした。 この日は殆ど思いつきで決まった忘年会第二部という事でまぁまぁ近所の居酒屋に出かけた。色々な人に囲まれて色々な気遣いを貰い色々な繋がりの中で生きているのだなぁとつくづく思う。しかし色々な人が色々な相関ベクトルを交差させて集団の中にある事は人間の哀れさの一形態でもある[…] 続きを読む