蝉の死骸を見て戦場を思う 日記/雑記/妄談

蝉の死骸を見て戦場を思う

朝、職場に来ると木の周りに延々と蝉の死体が転がっている。 真夏にあれだけやかましく鳴いていた声の主である蝉は死体となって木の根元に転がり、あたりに蝉の声はない。 それはただ単に夏の終わりが近くもうすぐ秋がやってくるのを感じるといった単純な光景であるだけではなく、なんだか熾烈な戦闘が行われた後の戦場のようにも見える。 考えてみれば蝉にとっては生きることそのものが戦いであるし、現実の世界はまさに戦場そ[…]
みんなで海に行く / 一人海底でニュータイプに目覚める いきもの

みんなで海に行く / 一人海底でニュータイプに目覚める

久しぶりにみんなで海に行く。 どうでも良いことを喋り、どうでも良い事で笑うというのは価値がある。 延々と砂浜の続く海水浴場であるが、沖のほうに点在する沈み根でマダコx1 カワハギx2 キジハタx1 メバルx1 各種ベラX2を捕獲した。 (クリックで拡大) このキジハタは、水深4メートルほど大きな岩の岩陰を覗き込んだ瞬間に目の前にいたもの。 お互い驚いたが、ダッシュで岩陰の奥に逃げるキジハタに反応し[…]
この夏手に入れた黄色いグッズ 生活

この夏手に入れた黄色いグッズ

この夏手に入れた黄色いグッズを二つ。 (クリックで拡大) SUREFIREのG2ナイトロンとお弁当箱洗いブラシである。 まず左側の「お弁当箱洗いブラシ」は本来は弁当箱の隅にまでブラシの毛が届くという便利グッズ的なものであるが、私にとっては魚を捌いた時に内臓を出した後の腹の中をこれでもかと洗い、大動脈に残った血をこそげ落とすために海に持ってゆくものである。 魚を捌く時、内臓と血を如何に綺麗に取り除く[…]
非日常から日常に戻る 日記/雑記/妄談

非日常から日常に戻る

昼間はあれだけ熱かった太陽が沈むととたんに涼しくなる。 自転車で切る風が涼しく、蝉の声に変わって鳴く虫の声が聞こえる。 これだけ熱くても確実に秋がやってきているのを実感する。 涼しい風と虫の声を聞きながら自転車を漕ぎ、過ぎ去ったこの夏の事、過ぎ去ってしまった今までの事、そして過ぎ去った今日の事に想いを向ける。 選べたであろう可能性、選ぶべきであった可能性、そしてもしかしてこれから選べるかもしれない[…]
余りにも人間的な重い扉が開くという事 日記/雑記/妄談

余りにも人間的な重い扉が開くという事

大学時代の友人と夜から集まってうだうだしていた。 夕方から夜が明けて朝になるまでひたすら食べまくり飲みまくって喋りまくっていた。 東京から参加する者、中国から帰国して参加する者、仕事後に名古屋から新幹線に乗って一次会に参加し、最終の新幹線でまた名古屋にとんぼ返りする者、久しぶりに会ったような気がするが考えてみれば前に正月休みに集まっているので、まあ半年程度でしかない。 それぞれがそれぞれ全く違う方[…]
海三日目、スカ いきもの

海三日目、スカ

海三日目、 台風四号が日本海で荒れ狂っていたが、なぜか海は穏やか。 一時間ほど潜ってみた。 潜ってすぐの砂地で戯れに巨大シロギスを撃ってみたら見事にあたった。 これは幸先良いぞと思いながら泳いでいると、波消しブロックの手前に巨大イシダイ発見。 潜行してゆっくり近づきながら寄せを試みる。寄る気配は無いけど逃げる気配も無なさそう。 寄せをやめて距離を詰めるとイシダイは目の前を横切るラインを通ってゆっく[…]
海二日目、海中でスナイパーのプレデター いきもの

海二日目、海中でスナイパーのプレデター

海二日目 (それぞれクリックで拡大) 砂地で泳ぐ巨大キュウセンを辻撃ちする。 キュウセンだとかシロギスは細すぎて撃ってもほとんどあたらないのだが、このキュウセンは通りすがりに戯れに真下にいたのを撃ってみたらなぜか見事に命中。しかも刺さった瞬間に即死の見事なヘッドショット。 キュウセンにすればかなりでかいのだが、この大きさでもよく見ればオスではなくオスになりかけのメスである。胸元に黒い模様が浮かびあ[…]
サングリアとカニスパゲッティーとキジハタと いきもの

サングリアとカニスパゲッティーとキジハタと

(クリックで拡大) 海に行った。 海に行く前に、予めオレンジと赤と白のグレープフルーツ、キウイとバナナを輪切りにしたものを漬け込んでハチミツを垂らした赤ワインと白ワインの両方でサングリアを作って持って行った。 サングリアのハチミツが少なすぎたせいで殆ど果物風味なワインであったが、このサングリアを飲みながら、海水で茹でたスパゲティーを、甲羅を外して半分に切ったイシガニとニンニクをオリーブオイルでよく[…]
都築響一/『珍日本紀行』と『珍世界紀行 ヨーロッパ編』と『巡礼~珍日本超老伝~』/現実と地続きの非現実

都築響一/『珍日本紀行』と『珍世界紀行 ヨーロッパ編』と『巡礼~珍日本超老伝~』/現実と地続きの非現実

都築響一の本を三冊ほど読んだ。 ISBN-10: 4480426396 ISBN-10: 489366641X 『珍日本紀行』と『珍世界紀行 ヨーロッパ編』と『巡礼~珍日本超老伝~』である。 前の二冊は、メージャーでメディア露出の多いような場所ではなく、マイナーではあれど妙にエネルギーに満ちているような場所が紹介されており、最後の一冊はそして世間の価値や視線から孤立して、正常と異常の境目すらあいま[…]
海に行った/魚を突くという事 いきもの

海に行った/魚を突くという事

久しぶりに海に行った。 潜ってヤスで魚を突き、ヤスを捨ててタコにナイフアタックし、夏の日差しに焼かれながらシロギスを干物にしているとえもいわれぬ至福感が体に満ちてくる。 ちっこいマダイ、シマウシノシタとカワハギとカサゴを突き、マダコを例のごとくナイフアタックで捕獲。そして釣ったシロギスを干物にした。 (それぞれクリックで拡大) 昔のように求道的に突くべき魚のみを追い求めるような事はもう無くなった。[…]
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