色つきのブレーキゴムとファンタジー 趣味

色つきのブレーキゴムとファンタジー

家には私用の自転車が3台あって、雨の日とか鴨川の土手を走るとか雪道を走るとかいったようなハードな用途にはいつもMTBを使っている。 こいつのブレーキは最初期型のXTR、BR-M950というVブレーキで、ブレーキシューのゴム部分だけを交換できる構造になっている。 以前、買った時についていたシューが磨耗してなくなった時にそのゴム部分だけを買い換えたのだが、車体が赤と白のツートンなのでゴム部分も赤にしよ[…]
松本仁一『カラシニコフ』『カラシニコフⅡ』/カラシニコフは失敗国家でいかに利用されるか 日記/雑記/妄談

松本仁一『カラシニコフ』『カラシニコフⅡ』/カラシニコフは失敗国家でいかに利用されるか

昨日ミハイル・カラシニコフ氏の死去をきっかけに「カラシニコフ」関係の本を数冊読んで、その中から「カラシニコフ氏」本人に関する本の一冊についてい書いたけど、今日は人としての「カラシニコフ」ではなく、銃としての「カラシニコフ」をテーマにした本について書く。 朝日新聞で連載されていた「カラシニコフ」を単行本化した、この松本仁一『カラシニコフ』『カラシニコフⅡ』の2冊である。 SISBN-10: 4022[…]
ミハイル・カラシニコフとソ連/カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男

ミハイル・カラシニコフとソ連/カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男

この年末年始で色々な方が亡くなったけど、結構ビックリした割りに世間的には殆ど注目されていない人の一人に、史上もっとも大量に製造され拡散している小銃である「AK-47」の設計者である「ミハイル・カラシニコフ」氏がいる。   彼が設計し、彼の名が冠せられたAK-47(Avtomat Kalashnikova-47 、47年式カラシニコフ突撃銃)は第二次大戦での対ドイツの自動小銃として着想され[…]
自転車で転ぶ/ズコーで始まる嬉し恥ずかしアドレナリン 日記/雑記/妄談

自転車で転ぶ/ズコーで始まる嬉し恥ずかしアドレナリン

出勤時に雪がうっすら積もった道路を横断しようとして二つの中央分離帯の間で車体を傾けた瞬間に前輪が滑って横倒しになり、そのまま腹ばいで両手を伸ばしたままピッチャーゴロで一塁に突撃する高校球児のようにスライディングした。 リアルにズコーとなってズサーとなり、雪まみれになりながらそそくさと立ち上がって自転車を引きずって歩道に移動し、何も無かったかのようなふりをしながらしばらく落ち着くまで待って、体中をチ[…]
「御釡師400年の仕事 大西清右衛門 茶の湯釡の世界」@京都伊勢丹 美術館えき/見よ、一子相伝の技を! ミュージアム

「御釡師400年の仕事 大西清右衛門 茶の湯釡の世界」@京都伊勢丹 美術館えき/見よ、一子相伝の技を!

なんか最近はひたすら展覧会の事ばかり書いて当たり障り無く毒の無いことばっかり言ってるような気がするけど今年もその路線でまだまだ書くよー 今回も伊勢丹の「美術館えき」で開催されている「御釡師400年の仕事 大西清右衛門 茶の湯釡の世界」なる展覧会に行ってきた。 私自身はお茶をしないものの、裏千家、表千家、藪内家でお茶をやってる友人がいるのでお茶そのものには興味があるし、その友人に誘われたり誘われなか[…]
実物を見る 日記/雑記/妄談

実物を見る

先日大原美術館で熊谷守一の「陽の死んだ日」を見てかなりの衝撃を受けたことを書いた。(そのときのエントリはこちら) 熊谷守一の画集が家にあったので、この絵もその画集の中で何度と子どもの頃から観ていたのにも拘らず、実物で観ると全く違う絵のように迫ってきたのだ。 同じように、以前ウフィツィ美術館の自画像コレクションで草間彌生の自画像の巨大な実物を見て初めて、今まではちょっとぶっ飛んだ人くらいにしか思って[…]
「ブルーラグーン」1991米/本当の意味でのミラ様鑑賞映画 映画

「ブルーラグーン」1991米/本当の意味でのミラ様鑑賞映画

正月休み中に掃除をしていて「ブルーラグーン」のDVDが発掘されたので思わず観た。 SASIN: B002PJ5R0C なんか、一人で映画を見たのはほんまに久しぶりだ。たぶん震災後は全く見ていないはず。 この映画は以前観て何気に面白かったブルック・シールズ主演の「青い珊瑚礁」の続編で、「青い珊瑚礁」の主人公の子供とまた別の子供が無人島に漂着して豊かな自然の中で自然に育ち自然に愛し合ってうんたらかんた[…]
京都国立近代美術館「皇室の名品 ―近代日本美術の粋」展 ミュージアム

京都国立近代美術館「皇室の名品 ―近代日本美術の粋」展

去年のクリスマス前に京都国立近代美術館の「皇室の名品 ―近代日本美術の粋」展に行って来た。 この展覧会は、代々の皇室に引き継がれてきた美術品群が国に寄贈されたことを受け、1993年に開館した宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する美術工芸品の中から、選りすぐった近代以降の作品約180点を六つの章に分け、体系的に紹介するもので、色々な博物館や美術館を巡業せずにこの国立近代美術館だけで開催されるということらしい。[…]
クヴィエタ・パツォウスカーとチェコの絵本展/新チェコ的とは何か? ミュージアム

クヴィエタ・パツォウスカーとチェコの絵本展/新チェコ的とは何か?

美術館「えき」KYOTOで開催されている「クヴィエタ・パツォウスカーとチェコの絵本展」に行って来た。 この展覧会はクヴィエタ・パツォウスカーなる人の作品を中心として、チャペック兄弟などの「チェコの絵本」の魅力に迫ろうとする趣旨のもので、この夏に「クヴィエタ・パツォウスカー展」をやってた「安曇野ちひろ美術館」の全面協力を受けた企画展という感じになるだろうか。 チェコといえばCz75やVz61といった[…]
大原美術館に行く/間口が広く奥も深い/美術品を観るとは何か? ミュージアム

大原美術館に行く/間口が広く奥も深い/美術品を観るとは何か?

岡山に行く用事があったので、時間を作って倉敷の大原美術館に行って来た。今まで一度も行ったことが無くずっと行きたかったのだ。 大原美術館は1930年に、実業家の大原孫三郎がスポンサーとなって援助していた洋画家の児島虎次郎に託し収集した多ジャンルの美術工芸品を展示するために、まだ日本に「美術館」なる概念が殆ど無かった1930年に開館した、西洋美術、近代美術を展示する美術館としては日本最初の伝統ある美術[…]
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